山口銀行神戸支店跡地 既存建物の解体工事は終盤に差し掛かる 新築工事は24年3月より開始

野村不動産が取得した山口銀行神戸支店及びその周辺を含めた敷地面積630.54平方メートルの土地はトアロードと生田新道の交差点東角に立地しています。山口銀行店舗ビルに続き、その他の既存建物の解体工事が進行中です。



既に南側にあったビルや店舗の建物の地上部は姿を消しており、敷地の一体化が実現しました。野村不動産はここに地上13階 延床面積4,963.57平方メートル 総戸数55戸の共同住宅の建設を計画しています。



こちらのケースもそうですが、住宅建設規制を課された都心商業地の都心機能誘導地区内にて、業務や商業ビルが解体された集約地に建設されるのは結局は住宅である事に、この住宅規制条例に対する不信感を抱きます。デベロッパーは今後も1,000平方メートル未満に土地集約を限定して、都心エリアに住宅建設を推し進める事でしょう。



敷地内では南側にあった建物の地下躯体や地中障害物の撤去が掘削機や油圧ショベルによって進められている模様です。



建築計画のお知らせ内の建物用途に記載はありませんでしたが、少なくとも建物1階には店舗区画が設けられる事を望みます。



トアロードと生田新道の交差点は商業利用価値の非常に高い立地です。都心のにぎわい創出には欠かせない場所なのです。これまでトアロードに同様に分譲マンションを建設した和田興産や三菱地所も1階には店舗区画を設けました。まちづくりを担っている野村不動産というデベロッパーの英断を期待したいと思います。未だ建物デザインが出てきていませんが、新築工事は来年3月から開始されます。