ポートアイランドII期

ポートアイランドプロジェクト 医療産業都市 県立こども病院と周辺開発

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年にポートアイランド2期地区に28年度に開院を予定している新県立こども病院の建設状況です。約26,000平方メートルの敷地に地上7階地下1階・塔屋3階建、290床を備えた免振構造の新病院の総事業費は214億円ですが、現病院の跡地売却と地域医療再生基金を充当することで167億円まで圧縮される見通しです。この他、敷地内には兵庫県が小児がんに重点を置いた粒子線治療施設を整備する予定です。

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着工から半年以上が経過し、基礎工事も終盤を迎えています。新病院を支える支柱や壁の鉄筋が確認できます。いよいよ地上部の躯体工事が始まります。

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KIMECセンタービルから見た建設地です。設計は内藤設計事務所、施工は大林・鴻池・大鉄のジョイントベンチャーです。

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建設中のこども病院周辺でも開発が活発化しています。病院向かいでIKEAの西隣の敷地は仮囲いが設置されています。ここにも新規のプロジェクトが進行する予定です。

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久しぶりに訪れた現場には前回は無かった建築計画のお知らせが掲示されていました。工事名称は「(仮称)弘貴第3ビル新築工事」。建物の用途は事務所・店舗・共同住宅98戸となっています。地上9階建で延床面積は5,481.17平方メートル、高さ30.96メートル。設計・施工共に鹿島建設が担当し、来月中旬に着工します。

建築計画のお知らせが設置されてもベールに包まれたプロジェクトです。9層のフロアがどのように構成されているのかも興味を引きます。事務所や店舗はテナントを募集する賃貸型なのか、この場所に共同住宅を整備する狙いは何か。こども病院に勤務する人の受け皿となる賃貸マンション(ワンルームタイプのようです)と集積する医療産業関連企業向けの賃貸オフィスフロア及び飲食店等の店舗フロアの提供でしょうか。

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複合ビルの建築主である弘貴(こうきと読むようです)という企業にも興味が湧きます。都市開発事業や不動産が主な事業内容のようです。つい最近、企業ホームページが設立されました。今回のプロジェクトが第3ビルということはこれまで少なくとも2棟の建物は手掛けているということになります。

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こども病院の東向いの敷地(イズミヤ跡地)には、2015年度に東京インテリア家具が進出予定です。

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現在、敷地では神戸市による土地造成工事が進められています。

このように県立こども病院周辺でも大規模な開発が目白押しです。CDBの問題で水を差された形になってしまった神戸医療産業都市ですが、企業の進出・集積は順調に推移しており、今後もまだまだ新プロジェクトが盛りだくさんな状況が続きます。就業人口の増加に伴い、市としても今後は、ポートライナーの輸送状況改善や就業者にとって過ごしやすい街となるよう、レストラン等の飲食店増加にも力を入れていくようです。



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