スポンサーリンク
今春、和田岬に移転オープンした市総合児童センター「新こべっこランド」及び「こども家庭センター」。これにより神戸ハーバーランドにあった旧施設は不要となり、閉館しました。この建物の今後の活用方法については、神戸市は利活用に関するサウンディング型市場調査を実施し、この度、その結果について発表を行いました。
調査には3者から、具体案が示され、積極的な活用の意向を伺わせる人気ぶりです。
建物は地上8階 地下1階 延床面積約5,990.418平方メートルの建物で、1987年の竣工です。敷地内には地上2階建の付随施設や車庫棟も備わります。これらの合計敷地面積ほ2,012.04平方メートルです。
各社から示された活用案は以下です。
A社案:
- 宿泊施設 ・事務所(コワーキングスペース) ・商業施設の複合施設
- 商業施設(飲食・サービス・物販等):1階事務所(コワーキングスペース):2~3階宿泊施設:4~8階
- 賃貸借期間: 30年
- 教育施設
- 1~8階 教育施設
- 賃貸借期間: 20年以上
- 事務所(自社利用)・商業施設
- 1-3階 商業施設 4-8階 事務所
- 賃貸借期間: 20年
建物としては、オフィス用途を主体とした民間へ賃貸するという事も可能と当ブログでも記述しましたが、やはり当然の流れとして進む模様です。
立地としては、umieの南西側正面エントランスに対峙しており、神戸ハーバーランドにあって一等地と言えるでしょう。JR神戸駅からumieに向かう人々はほぼ大半がこの前の交差点を渡り、umie内へと入館する事になります。
個人的にはA社案を推薦したいと思います。商業機能はエリア内に既に十分存在していますし、ハーバーランドに宿泊施設を増やす事に魅力を感じたプランです。
これらの結果を踏まえ、市は公募プロポーザルを実施する事になるでしょう。25年頃には改修工事を経て、この建物に新たな命が吹き込まれる事になります。スポンサーリンク
スポンサーリンク
公費を投じて建設した建物は壊しにくいのかもしれないですが、このべしょでの今後20~30年の活用と考えると更地化して高機能なビルやホテルに建て替えた方が良いと思います。
福岡市の成功は高島市長が主導し官・学・民が一丸となり、福岡市を魅力ある街にするためには何が必要かを徹底的に考え魅力アップの為の強固な仕込み・仕掛け・仕組みを作り上げた事にあると思います。不可能とされてきた高さ規制の大幅緩和を勝ち取るために市長自ら国との交渉に幾度も足を運んだと聞いています。大胆に考えそれを実現するためのストーリーがしっかりと描かれていたことが勝因だと思います。
神戸市も現状、主として明治・大正~昭和初期の近代的都市景観と来るべき人口減社会に頑なに拘るばかりではなく大胆にステップアップして欲しいと思います。