神戸駅周辺

JR神戸駅前 小野ビル・森下ビル・広崎ビルが閉鎖 建て替えへの動き? 駅前広場再整備を期待した不動産活性化の始まりか?



JR神戸駅北側の駅前広場に面して立つ小野ビル、森下ビル、広崎ビル。地上4階建ての雑居ビルで、近頃、これらの建物が閉鎖されました。



駅前広場に面しているのが小野ビル。3棟の中では最も大きな建物です。これら3棟の築年数は分かりませんが、かなり老朽化が進んでいる様子が窺えます。



いずれも4階建て且つ建物間の隙間が無いので構造は一体化された建物のようです。昭和30-40年代に建築されたビルはこうした長屋式のビルが多く見受けられます。



駅前立地上、飲食店が多く入居していました。森下ビルには森下米穀店が営業していました。



広崎ビルの西側には3階建てのビルがあります。このビルは閉鎖対象にはなっていません。



しかし更に西隣の敷地は閉鎖中のビル同様にフェンスの仮囲いで立ち入りを禁じています。これらの建物の土地を一体集約化する動きなのでしょうか。



南隣にも同規模の建物があります。



これらの低層ビルは隣接するより規模の大きなビルの間のポケットスペースのようになり、スカイラインが揃っていません。

恐らく今後、解体工事が開始されるものと思われますが、新たなビルへと建て替えが進む事になるのでしょうか。大晶ビルの建て替えから開始され、リノベーションによって完成したEG神戸ビル等、神戸駅北側駅前エリアの不動産開発が徐々に活発化し始めている兆しかもしれません。



同様に神戸駅前にある新神戸ビルも老朽化を理由としてテナント退去後、閉館となりました。こちらはまだ解体等の具体的な動きは出てきていません。



これらの動きは今後、神戸市が計画している駅前広場の大規模リニューアルに関連したものと言えそうです。神戸駅周辺は西側を中心にかなりの数の老朽ビルが存在しています。建て替え後には殆どがマンションに代わりつつありますが、駅前広場の再整備が商業、業務機能の活性化に繋がるか見極め、難しい場合は駅北側はタワーマンションの建設規制区域から外すべきかと思います。

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