ポートアイランドのシティホテル「ポートピアホテル神戸」は地上32階 高さ110mの超高層ホテルですが、同ホテルを運営する株式会社 神戸ポートピアホテルが、建物屋上にデッキテラスを設置する事をプレスリリースで発表しました。
360度に視界が開けるオープンエアの環境で、北は六甲の山々や神戸の市街地、南は神戸空港や大阪湾等を望めるウッドデッキテラスが誕生します。その名も「屋上テラス ソラフネ KOBE(仮)」。昼も夜も素晴らしい眺望を堪能できるものと思います。
テラスデッキはガラス手摺で囲われ、中央にはカウンターを設置しているので、ドリンクや軽食の提供が想定されているものと思われます。どの程度の広さがあるのか、宿泊者以外の一般客の利用も想定しているのかが気になる点です。
昨日も雲井通5丁目再開発ビルの最上部にルーフトッププールを備える高級ホテルの開業についてお伝えしましたが、今後、神戸市内の高級ホテル競争は、三宮や元町、ウォーターフロントエリアの再開発による新規ホテル開業で激化する事が予想されます。
ポートピアホテル神戸の今回のテラス設置も、そうした将来的な競争に対する先行措置と考えられます。
同ホテルはポートアイランドのランドマークとしての開業から40年が経過しました。施設リニューアルを行なってきましたが、老朽化による設備の劣化は新築ホテルには敵わない部分もあります。神戸随一のMICE機能を有する元祖コンベンションホテルですが、近隣に神戸国際展示場や医療産業都市を抱える為、一定の稼働率は維持できているものと思われます。しかしながらポートアイランドI期地区は同時進行で老朽化が顕著です。ホテル前の市民広場も古めかしさが出ています。今後、ホテルと合わせて周辺一帯でリニューアルが求められます。国際展示場の建て替えとセットで再整備を検討する必要があるでしょう。
ポートピアホテル神戸本館屋上にテラスを設置 今夏にオープン!
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