三宮

サンセンタープラザの再開発裏側について文春オンラインで連載記事掲載 市長選2ヵ月前に出された記事は波紋を広げるか

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週刊誌の文春オンラインに三宮の中心に位置する大型商業施設「サンセンタープラザ」の再開発に向けた動きの裏側について取材をした記事を掲載しました(情報提供を頂いた中央区民さん、aaaさん、ありがとうございました)。

https://bunshun.jp/articles/-/48239
文春オンライン

記事の内容を要約すると、施設を運営する株式会社サンセンタープラザは実質、神戸市の外郭団体でありながら、建て替えを進める上で解決しなければならない特定の区分所有者との紛争を元地上げ屋の人物に委託して進めさせ、既に同人物がサンプラザビルの約1/3の土地を掌握しており、再開発に向けて主導権を握る存在になっているという事です。全4回の連載記事で現状、2回分が既に掲載されています。

神戸市が過去数年に渡って、サンセンタープラザの建て替えに関する調査費を予算計上しましたが、この調査費がサンセンタープラザを通じて同人物に流れていたとあれば、大きなスキャンダルになりかねませんが、全ては法人を介して合法的な手続きの下に行われていたのであれば、特別視される内容かどうは疑問の余地が残ります。

この記事が市長選まで残り2ヵ月の段階で掲載された事はあらゆる思惑を考えざるを得ません。市議会ではこの記事を問題視し、市や市長の責任を追求しようとする議員が出てきてもおかしくはありません。

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心配するのは記事の中で都市計画総局の担当課長が深くこの問題に関与している事が書かれている点です。ただでさえコロナ禍で停滞を余儀なくされている中、市の組織に対して追求の手が及べば、サンセンタープラザの建て替えに留まらず、三宮の再開発プロジェクト全体の進捗に水を差しかねません。

記事の内容の真偽はさておき、区分所有方式の老朽化した再開発ビルの再々開発は想像以上の困難さを複雑を極め、ある程度のグレーな手法に頼らざるを得ない所まで複雑に絡み合っている状況である事の裏返しとも言えます。

係争が続いている間はサンセンタープラザの再開発も前進する事はできないのでしょうか。既存床の中での400にも及ぶ区分所有者の合意形成に困難を極めていると思いきや、まさか撤去されている部分の保有権を巡ってのトラブルによって足止めされているとは。

残る2回の連載で記事が最終的にどのような形で結ばれるのか。

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POSTED COMMENT

  1. 北摂の雄 より:

    さすが元神戸新聞・元文春の記者さんの記事だけあって、取材力・筆力の高い読み応えのあるルポで、興味深く最後まで読ませてもらいました。

    個人的には、サンセンタープラザの古臭くて雑多な雰囲気が好きなので、別に建て替えなくてもいい派です。

    ただ、もし再開発を進めるのであれば、神戸市と外郭団体(ほぼ神戸市)は、疑惑を抱かせないクリーンな方法で進めるべきでしょう。
    神戸のイメージが悪くなるので。

  2. kingi より:

    区分所有ビルは建設するときに手っ取り早いですけど
    建て替えや改修となると面倒臭いんですよね

    60年前の決定した事を覆そうとしたら
    お上品な手段だけじゃ何も始まらない訳で

  3. sirokuma より:

    続編も掲載されていますね。元助役の焼身自殺・公費解体した解体費用のサン社による架空請求。まで話が展開しています。
    個の解体費用の架空請求が真実なら、その債権を買い取って利害関係人になった㈲MUROの行為も正当性を失ってしまいますね。サン社は大倉産業に何故、公費解体で全額賄えたことを告げなかったのか?当然他の区分所有者は解体費用を負担していないと思うので、サン社がどう言い訳しても整合性はとれないでしょうね。

  4. カン より:

    いつも思いますが、条例で区分所有権の制限もかけられそうな気もしますがどうでしょうね。
    現住建造物であれば立ち退きが難しいのもわかりますが、すでに撤去されている部分の保有権とか意味が分かりません。
    全国に先駆けてこういった画期的な法案を通すのも先取の神戸に相応しい気もしますし、特例として国に認めてもらってもいいと思います。

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