イオンモールが18日、ダイエー神戸三宮店に三宮OPA(オーパ)2を開業すると発表しました。イオンモールが2-9階をダイエーから賃借し、OPAに運営を委託する形で「三宮OPA2」が出店します。開業時期は来春となります。
イオンモール、ダイエー、OPAと三社が介在していますが、どれも全てイオン傘下のグループ子会社化されていますので、結局はイオンの単独プレイです。イオンはダイエー神戸三宮店の大規模改装を昨年より開始。その第一弾として、昨年8月に地下2階~地上1階のリニューアルを完成させました。京阪神地区としては初の「イオンフードスタイル」が開業。その後、2-9階のリニューアルについては来春、イオンモールが進出予定として改装工事を進めていました。
しかし三ノ宮駅前の一等地という立地性を考慮し、イオン社内で出店戦略の見直しがあったようです。「ファミリー層向けに郊外型施設を展開するイオンモールより、都市型施設で若者向けのファッションを得意とするオーパがふさわしい」との判断から、OPAの出店に急遽、切り替えられました。同じくイオンモールが運営するハーバーランドのumie(ウミエ)や来年開業するイオンモール神戸南とは差別化し、自社内競合を避けたいという理由もあるのかもしれません。
2-9階の総リース面積は約17,600平方メートルもあります。すでに改装を終えた6階の石井スポーツ、7階のジュンク堂はそのまま営業中ですが、これらも含めてOPA2になるという事でしょうか。
サンシティビル概要
規模:地上9階 地下2階
延床面積:36,800㎡
竣工:1990年
区分所有型の市街地再開発として1990年に完成したサンシティ。開業から5年間はダイエーが運営を行っていた仏国の百貨店「プランタン」が核テナントとして出店し、すでに営業中だった三宮ターミナルビル内のプランタン三宮と合わせて「プランタン神戸パート1・2」となりました。
震災後、ダイエーはプランタンを退店させ、ターミナルビルを傘下のOPAに、サンシティをダイエーに転換しました。従って、今回、双方にOPAが入り、1・2の名称で一体運用することはある意味、プランタン時代への原点回帰の様相を呈しています。双方の売場面積を合わせると、2万平方メートルとなり、OPAは一気に三宮地区最大のファッションビルに躍り出ることになります。
ダイエーをOPAに変更するのにはもう一つの裏の理由があるものと推察します。それはJR西日本が計画するターミナルビルの建て替えです。計画着手は2018年以降とされていますが、これはOPAやターミナルホテルとの賃借契約が切れるタイミングなのではないかと思われます。建て替え後、JR西日本は新駅ビルに自社のファッションビルである「LUCUA」を開業する意向であると言われています。このまま行くと、OPAは三宮から消滅する運命にありました。しかし三宮のファッションビルとして定着したOPAはイオンにとって戦略的な価値を持っていると言えます。今回のサンシティへのOPA出店はターミナルビル建て替え後を睨んだ布石なのではないでしょうか。しかしそのサンシティの立地する雲井通もバスターミナルの整備に絡んだ大規模再開発が検討されています。将来もOPAが三宮に存在し続ける事はできるのでしょうか。
来春 ダイエー神戸三宮店に三宮OPA2が開業
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お疲れ様です。 ダイエーの看板 久しぶり見ました。我が九州は 全てイオンになりダイエーの看板が全滅でして。 涙涙 過去を言っても仕方ないですが あの頃の神戸は勢いがありましたねー。昭和の時代 神戸支店の者が 神戸が全国区に轟かす自慢の3本柱!! ダイエー 阪神 山〇〇やぁー と。 最後のは敬遠したいものですがw
いえいえ、
ダイエー(小売業日本一)
コープ神戸(生協日本一・現在も)
星電社(家電日本一)
です。
そういう時代も有りましたね。
夢想家さん なるほどw ありがとうございますw
単なる下着や靴下の補充もできない役立たずなビルになり果てた。
エスカレーターの向きをいちいち普通と反対に変えたり、
やたらと椅子を置いてる癖に自販機は一つも無かったりと
もうわけが分からない