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昨春に完成した三宮プラッツ。完成時期にコロナ禍に見舞われ、最初の緊急事態宣言でオープニングイベントも中止を余儀なくされました。今年は「三宮プラッツWeeks」や「あたらよ」等のイベント開催も行われていますが、まだ本格的なフル活用が行えているとは言い難く、コロナの収束が見えない内は徐行運転が続きそうです。そんな環境下で、以前から検討されていたリニューアルの第二弾の計画が実行に移されます。
https://platz-kobe.com/event02.php
三宮プラッツオフィシャルサイト
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改修のメインは緑化と床刷新
次の改修は地下1階をメインとし、地下階と1階南側の階段にある花壇に新規で植樹を行いう『緑化』が主なリニューアルの内容となります。
STEP1 想定工事内容
地下中1階
・ピロティ部 床タイル撤去及び新設
・手摺撤去及び新設
・踏面、蹴込のタイル撤去及び新設
・手摺撤去及び新設
・広場東側 床タイルの撤去及び新設鉄骨階段
・基壇部新設
・植栽プランター新設
地下1階
・基壇部手摺新設
・デジタルサイネージ設置
STEP2 想定工事内容
地下中1階
・EVホール部 床タイル撤去及び新設
・EVホール部 床タイル撤去及び新設
地下1階 地上1階
・EVホール部 床タイル撤去及び新設
・EVホール部 点字ブロック撤去及び新規点字シート設置
STEP3 想定工事内容
地下1階
・広場西側 床タイル撤去及び新設
・広場西側 点字ブロック撤去及び新規点字シート設置
植栽工事
・地下1階 植栽プランター 新規植樹
・西壁面ミラー1か所撤去
・地上1階 既存花壇 新規植樹
階段を降り立った鏡面ミラーの屋根の下のこのイベントフロアは地下中1階の位置付けとされています。
南側の階段横にある植栽には現在も数少なくはありますが、植樹が行われています。この階段状のステップ花壇に、シマトネリコ、ハイノキ、アオダモ、オオシマザクラ、アジサイ等、様々な種類の立木が植樹される予定で、緑のオアシス化が顕著になる予定です。
地下1階には植栽プランターが設置されて、高さ7mのジャカランダを中心にソヨゴの立木と周辺にヘデラの株が植えられる予定です。ジャカランダは地下1階から地下中1階にまで届くシンボルツリーとしての位置づけとなるものと思われます。
階段のタイルや手すりも改修される予定です。
その他、各所にデジタルサイネージの設置や床の改修が行われる事で三宮プラッツ全体のリニューアルがこれで完了する予定です。
ここまで手を加えて整備する訳ですので、このイベント空間を最大限有効的に活用していかなければなりません。三宮プラッツは地下階で、愛称が「サンポチカ」に決定した三宮中央通り地下通路に接続しています。両施設間の回遊性を向上して賑わい創出に繋げたいという市の思惑がありますが、鍵となるのは三宮中央通りを挟んで向かいの三宮センター街の人通りをいかに引き寄せる事ができるかに依存しているものと思われます。東遊園地で行われていたファーマーズマーケットは定期的に開催されていた事で定着化し、一程度の賑わい創出に成功しました。やはりイベントの定期・常時開催が必要です。
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三宮プラッツについては以前にもコメントしましたが、費用対効果が疑問視される無駄な公共投資の見本です。実店舗の張り付きも無くエスカレーターの設置もないので日常利用する人もほとんど見かけません。1年半前に予想した通り限られたイベントで使われるほかはこれからも閑古鳥が鳴き、維持管理コストの掛かる負の資産となるでしょう。
同様に三宮中央通り地下通路「サンポチカ」も化粧直しに費用を掛けますがこちらも費用対効果が疑問視されます。そもそも「ほこみち」に指定されたばかりの三宮中央通りや三宮センター街などに多くの来街者に歩いて欲しいとは思いますが、実店舗の張り付きもない単なる地下通路の利用者(歩行者)を増やす意味が何処にあるのか聞いてみたいところです。