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遂に阪急阪神ホールディングスより「神戸三宮阪急ビル」について公式プレスリリースが発表されました!開業日は事前の報道により4月26日(月)と判明していましたが、新駅ビルの概要が遂に明らかになりました。地上29階 地下3階 高さ121.39m 延床面積34,350平方メートルの規模を誇る三宮の新ランドマーク出現に期待が高まります。
低層部商業ゾーン「EKIZO神戸三宮」地下2~地上3階
EKIZOへの出店の35店の内、神戸初出店(新業態・関西初出店を含む)が19店舗という構成になっています。
リニューアルされるサンキタ通りに面する高架下は飲食ゾーンとして賑わいを生む事になります。「情緒食堂街」をコンセプトとし、「グランド&カジュアル」をテーマに、個性豊かな地元内外の名店が揃います。通り沿いにテラスやカウンターも設置されて、昼夜を問わず人が集う空間となる予定です。
以前存在していた南北通路の一部を閉鎖して建物内に取り込む等の改修工事が進められていましたので、梅田の阪急3番街のように高架下の空間を面的に使った商業施設になるのではないかと予想していましたが、構成としてはこれまで通りに空間を南北に仕切ってテナントを入れる形を継承するようです。この形状の恩恵は通りに賑わいもたらすという事でしょう。
JRの高架下に面する南側もテラス席が設けられ、この小さな路地裏もオシャレ横丁として賑わう事になりそうです。
雑然とした印象も強い現在の高架下南側ですが、飲食ゾーンにも阪急らしさを感じるようになりそうです。
進出するテナントについて一覧にまとめてみました。
テナント | ジャンル | 業態 | |
1 | スターバックス | カフェ | 飲食 |
2 | 神⼾サンボア | バー | 飲食 |
3 | コウベビアハウゼ | ビアホール/グリル料理 | 飲食 |
4 | 神⼾三宮オイスターハウス | オイスターバル | 飲食 |
5 | 珉珉 三宮新館 | 中華料理 | 飲食 |
6 | 串揚げキッチンだん | 串揚げ | 飲食 |
7 | ガァウタイ | タイ料理 | 飲食 |
8 | KOBE YAKITORI STAND 野乃鳥 | 焼鳥・おでん | 飲食 |
9 | 新世紀 | ストリートフード | 飲食 |
10 | みみこう | うどん | 飲食 |
11 | お好み焼 清十郎 | お好み焼・もんじゃ焼 | 飲食 |
12 | TOOTH TOOTH ON THE CORNER | デリカフェ・ビストロ | 飲食 |
13 | 酒場 酒ト魚ト汝ト私 | 割烹酒場 | 飲食 |
14 | GRILL×ITALY MITSU | イタリアン | 飲食 |
15 | スタンド JAPA SOBA HANAKO | 蕎麦スタンド | 飲食 |
16 | 魚のじげん | 居酒屋 | 飲食 |
17 | 食堂 勿ノ怪 | 串焼き | 飲食 |
18 | da pai dang 105 | 台湾料理・点心 | 飲食 |
19 | 漁師フレンチあらき | 居酒屋 | 飲食 |
20 | namco 三宮 OS | アミューズメント | 娯楽 |
21 | CACAO SAMPAKA KOBE | チョコレート&ワイン | 飲食 |
22 | 台湾カステラ 澎澎(ポンポン) | ドリンク・スイーツ | 飲食 |
23 | Rod | パン・カフェ | 飲食 |
24 | atelier haruka | ヘアメイク、まつげ・ネイル | サービス |
25 | ファミリーマート阪急神⼾三宮駅⻄⼝店 | コンビニ | 物販 |
26 | 北野⻭科医院 | クリニック | 医療 |
27 | 阪急オアシス | 食品スーパー | 物販 |
28 | キッチン&マーケット | フードマーケット | 物販 |
29 | ⻘⼭フラワーマーケット | フラワーショップ | 物販 |
30 | カラーフィールド | コスメ・雑貨 | 物販 |
31 | アメリカンファーマシー | 薬局・雑貨 | 物販 |
32 | ファミリーマート神⼾三宮阪急ビル店 | コンビニ | 物販 |
33 | 大和証券 神⼾支店 | 証券会社 | サービス |
34 | 阪急交通社 神⼾センター | 旅行会社 | サービス |
35 | 阪急阪神の仲介 | 不動産仲介 | サービス |
35店の内、実に22店が飲食系テナントというグルメゾーンの感が強い商業施設となります。高架下のテナントはビストロ、バル、居酒屋等、これまでのサンキタ通りの流れであるグルメの街という既定路線を継承しつつ、洗練性を高める事によって進化させます。
東西のコンコース内にはカフェや利便、サービスに特化したテナントを集めています。三宮中央通りに支店ビルを保有している大和証券神戸支店が阪急ビルへ移転する事も興味深い点ですが、これについては別記事で触れます。
これまでは駅ビルへの出店が常であるアパレル物販テナントは敢えて誘致をしなかったようです。ネット通販との競合が激しく消耗戦が続くアパレルブランドのテナントは入居しても安定営業が難しい事や三宮の北側は東急ハンズ三宮店の撤退が示したように物販店舗への需要は低いというマーケットの特異性も要因かと思われます。また近い将来、JR駅ビルやバスターミナルビルにも商業施設が誕生する事や阪急自身も神戸阪急の建て替えという命題を抱えている為、オーバーストアを懸念して競合を避ける意味合いもあるのではないかと推察します。コト消費に主眼を置いた新時代の駅ビルの在り方を体現しているとも言えます。
中層部 オフィスゾーン 地上4階~15階
4-15階は三宮待望の最新オフィスゾーンとなっています。15階には神戸市の開設する会員制の知的交流拠点「アンカー神戸」がオープンします。
オフィスフロアにはどんな企業が入居するのでしょうか。立地やステータス性も手伝って高稼働率で開業するとの話も出ています。
高層部「レムプラス神戸三宮」地上17階~29階
17-29階の高層階に開業するのが阪急阪神ホテルズのホテルブランド「レム」のアッパークラスブランドである「レムプラス神戸三宮」。17階にホテルのレセプションロビーが開設されます。
ダブルルームを中心として、スペーシャスな客室を揃えた209室はすべて高層階に位置する為、南北を望む絶景がこのホテルの売りでもあります。
宿泊者への朝食サービスは最上階29階のレストランで提供される予定です。最上階から望む南側は三宮の中心部から神戸港を一望します。展望フロアとしても機能する29階。早くここからの眺めを実際に見てみたいものです。
初代神戸阪急ビル東館のデザインを踏襲した低層部の上に現代的なオフィスとホテルを組み合わせた新駅ビル。建物内外にその拘りを感じられるランドマークタワーはようやくターミナル駅である神戸三宮駅に相応しいデザイン、規模、そして機能を備えた複合商業施設としていよいよこの春に始動します。
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まずはオープン日が決まりとても楽しみです。
しかし、どんな有名アパレルショップが入るのか楽しみにしてただけに、アパレル無しは少し残念です。
アモーレ広場も夏までズレこむってところがなんとも神戸らしいです(皮肉)。
レムプラスには開業一番乗りで宿泊したいと思っているんですが、まだ予約受付は始まってませんね。
展望レストランフロアからの眺めも期待大です。
阪急の賑やかさと対照的に、ずっと仮囲いの沈黙を続けるJR側。阪急ビルに刺激されて来年度中には計画が固まることを祈ります。
EKIZO神戸三宮、オフィスゾーン、ホテルゾーンのいずれも素晴らしいです。
開業の暁にはこの目で実際に見てみたいです。
EKIZO神戸三宮の飲食店店舗が道路側に面していることは高く評価すべきと思います。
これで歩道化した若菜神戸駅線の賑わいは今まで以上に高まると期待できるのではないでしょうか。
路地に面した店舗もオープンテラス的な店構えになっているのも好感が持てます。
神戸初出店のお店も多く含まれているので話題性も大きいと思いますが、あえて言うなら他都市で話題になっている店舗よりも神戸オリジナルのお店が多い方がよかったかもしれません。
と申しますのも、近畿圏の最大の特徴は各都市が独自のカラーを持ち合わせて独立した状態を保っていることです。
以前関東から移り住んで来た同僚から「京阪神、奈良、滋賀、和歌山もそれぞれ街の特徴が全然違いますよね。びっくりしました。東京なんてどこの街も同じようなチェーン店ばかりですよ」と言われたことを思い出します。
似たようなことは神戸から関東に移住した私の親戚も申しておりました。
この点、梅田はグランフロントをはじめとして東京やニューヨークで人気の店舗が多く出展していることから既に東京化しつつあり、今回のEKIZO神戸三宮もそれに追従しつつあるように感じました。
アパレルテナントが入っていないのは、神戸阪急百貨店とのグループ内競合を避けるためでしょうか。
今は神戸阪急百貨店に競合はありませんので、三宮バスターミナルやJR三ノ宮駅ビルができてから建て替えかもしれません。
あと、どうせなら若奈神戸駅線、生田新道、生田ロードに囲まれた地区の区画整理も進んでくれると嬉しいです。
上記地区に「ヨドバシマルチメディア神戸」なんかができてくれると、神戸復権の起爆剤になるように思います(ヨドバシマルチメディアは元町のGSパークやホテルオークラ北の駐車場でもいいと思います。いずれも元町・元町山手からウォーターフロントへの回遊性向上の起爆剤になるでしょう)。
オフィスについては以前から申し上げている通り、神戸にはオフィスが足りないはずなので、どんどん供給していくべきです。
神戸市は「三宮には居住させない。郊外に住んでもらう。三宮はオフィスと商業地にする」と主張しているのですから、市の方針に従って三宮にオフィスを建設してくれたことに対してメリットを与えるのが神戸市の責務であると考えます。
remm+については私は誤解していたようです。
remmの上位ブランドなのでビジネスホテルの領域を出ないものと考えていたのですが、これだと旧居留地オリエンタルホテルに近いポジションですね(先行してオープンしていた東京のremm+を調べておけばこのような誤解は生じませんでした。反省点です)。
これなら現存するビジネスホテルとの競合は心配しなくていいように思いました。
ただ、乙仲通りなど元町でも南の方のビジネスホテルは、オフィスからも距離がありちょっと厳しいように思います。
EKIZO開業楽しみですね!
個人的にはアパレルショップが入っても足を踏み入れる機会が皆無なので
飲食店中心で構成されるのは嬉しいです
4月頃にはいくらかコロナも落ち着いてくれていると良いですねぇ