神戸阪急ビル東館の鉄骨造の基壇部躯体が現れ始めていますが、東口改札外コンコースでも着実に改修工事が進んでいます。天井、梁、柱の美装化が主な改修内容です。
先週はコンクリートが剥き出しだった梁の表面には石膏ボードが貼られました。
上から化粧シートが貼られるのでしょうか。
基本的にどの梁も共通してアーチ状に弧を描いています。
やはりこの圧迫感のある天井高は如何ともし難いのでしょうか。真上を電車が走るので、天井を上げる事は出来ません。床を下げる可能性に期待しています。
閉鎖されていたJR駅西口との連絡エリアが再び開放されました。仮設のスロープが造り付けられました。
角ばったパネルで覆った梁はここから先がJRの保有エリアである事を物語っていますが、丸型のダウンライト部分から向こうは阪急です。
柱が既に改修の終わっている部分と共通である石張りです。
反対側の壁も同じ石タイルが張られています。
スロープが設置されたという事は階段には手を付けないのでしょうか。
あ来年1月からは現スロープのある中央部を閉鎖し、今回設置された仮設スロープが主に使用される事になります。
まだまだ殺風景で完成時の華やかさを感じられるには至っていません。
ベンチマークとして考えられる質感や雰囲気は阪急西宮北口駅ビルである西宮ガーデンズゲート館。
既にその片鱗は一部完成済みの神戸阪急ビル東館入口付近で感じられます。暖かみのあるナチュラル且つ重厚な雰囲気のあるコンコースへの仕上がりを期待しています。
神戸阪急ビル増築工事 東口改札外コンコースの改修が進む
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東館の入口の天井付近もそうですが、昭和11年にできた当初の駅ビルの照明スタイルを可能な限り再現しようとしているようですね。
ご存知かもしれませんが、土木建築工事画報 第12巻第5号がインターネット上で公開されていて、旧駅ビルの写真も見れます。
「阪神急行神戸終端駅工事」の(4)、(5)の写真のような豪華な駅構内が再現されるとうれしいですね!
念のため、別投稿になりますが、リンクを貼っておきます。
エラーになるかもしれませんが。
ttp://library.jsce.or.jp/Image_DB/mag/gaho/kenchikukouji/12-05/12-05-2320.pdf
それにしても、開業当初は改札の天井、高かったんですね。
何とか、せめてJRと同じ高さにはして欲しいですが。