シティタワー神戸三宮 -旭通4丁目地区再開発事業-

一ヶ月ぶりのシティタワー神戸三宮です。すでに高さ100ｍを越えていると思われます。32階の躯体工事を終えて33階に突入しています。上棟まであと21層に迫っています。もう見上げ角度でもこの距離では全体像を画角に収めることが難しくなってきました。



北側の高架越しだとまだ余裕があります。かなりのガッシリ感というか塊感が出てきました。大理石の柱のような鋭角と平らな面が何とも言えませんね。まだこの高さだと八尾に完成した同じく住友不動産のツインタワーマンション「メガシティタワーズ」にも似ています。



ちょっと前まではようやく駐車場棟の向こうから頭を出したかなと思っていましたが、今やもう遥か高い所まで到達しています。更に上に21層と大きな塔屋が建設されます。



市役所の展望ロビーから眺めてもその存在感は高まってきました。すでに24階の展望ロビーのある高さを越えているものと思われます。どーんと手前で構えている国際会館の高さ(116m)を越えるのももうまもなくでしょう。



タワークレーンのジブ先端の高さで恐らく150-160ｍ位の高さかと思われます。完成するとこの高さよりも更に30ｍも高い位置に塔屋ができるということになります。すでに色使いが何とも格好良いです。



いつものアングルですが、生田新道からです。先日、ご紹介した仙台の愛宕上杉通のように30ｍビル街の通りの正面に超高層ビルが聳える姿は私の大好物です。



今回の取材でまた一つ新たなベールが取り払われて建物の様子が明らかになりました。商業施設棟の防護ネットが外されたのでファサードが見えるようになったのです。



ガラスカーテンウォールに包まれた建物西側の壁面です。これら窓ガラスの向こう側にはどんなテナントが入居するのでしょうか。



1階部分の階高はかなり高いことが分かります。商業施設棟も恐らくホテル階の躯体工事は終盤を迎え、すでに上棟しているかと思われます。今後は建物上層階の外壁工事と内部工事がメインとなることでしょう。面積が約8,600平方メートルある商業フロアの方向性が本当に気になりますね。あっと驚くテナントだったら面白いですね。

気になる商業施設としては大阪・道頓堀にパルコの新しい出店形態「道頓堀 ZERO GATE(仮称)」が2013年のオープンを予定しているということです。閉店した心斎橋パルコも同様の形態で新ビルを開業させるということです。今後、同社は都心部一等地の中低層商業施設の運営を戦略としています。他、広島での開業も計画してる中、神戸への出店を示唆していた同社の目に旭通の再開発はどう写るのでしょうか。