ポートアイランドII期

(仮称)オープンイノベーション拠点ビル新築工事 本格着工 杭工事が進行中

遂に着工した(仮称)オープンイノベーション拠点ビル新築工事。正式名称はクリエイティブラボ神戸(CLIK)です。稼働済のKCMI神戸医療イノベーションセンターの南側が建設地です。



安井建築設計事務所が設計を担当、施工は明和・関建特定建設工事共同企業体(JV)です。工期は今年1月末からとされています。完成は来年9月末です。



敷地内には三点式パイルドライバとクローラークレーンが1台ずつと杭打工事でお決まりの重機コンビが導入されています。



この現場では既製コンクリート杭が採用されるようです。



ズラリと並べられた既製杭。これらを順次、地中内に建て込みしていきます。まずは三点式パイルドライバのアースオーガで掘削を行います。支持地盤まで到達したら、写真のタンクのようなセメントミルクプラントで製造したセメントミルクを流し込みます。そして既製杭を挿入して地盤に圧入し、固定液で固定させます。



このビルは北隣のKCMIと同様に神戸市都市振興サービス社が事業者です。株式会社の形態を採っていますが、神戸市の外郭団体です。KCMIの整備時、事業者を民間から公募しましたが入札は不調に終わり、結局は市自らが建設せざるを得なくなりました。今回の案件も公募に応じたのは都市振興サービス社のみです。ウェットラボスペースは需要が旺盛で直ぐに新たな床が必要とされるようですが、それ程、ラボ賃貸が好調ならば何故民間デベロッパーの参入が無いのか不思議です。
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