再開発ビル「ベルスト鈴蘭台」の完成後、駅前の密集店舗や住宅を解体し、駅前広場の整備と駅前を貫く鈴蘭台幹線の拡張整備が進められています。
ベルスト駐車場棟前では歩道及び車道の拡幅整備による幹線拡大工事が進められています。
既存の縁石・U字溝(手前)の位置と新設された部分の位置が微妙にズレているのは何故でしょう。
仮囲いの中の駅前広場の様子です。
小型のショベルカーが投入されています。
ロータリーの整備が進行しています。一般車とタクシーが乗り入れる車道が形作られています。中央は植栽や植樹が行われる予定です。
完成予想パースと比較すると、より形状がよく理解できます。
旧駅ビルや改札があった場所はすっかり更地となりました。以前の改札からホームへアクセスする通路は今後、歩道として活用されます。
鈴蘭台幹線に立ち並ぶ既存建物の解体が進んでいます。
駅前通りに面した建物は幹線に沿って次々と解体されており、拡幅の準備が進んでいます。
解体によって拡幅予定地の大部分が更地化されました。もうまもなく工事を始める事ができるでしょう。
鈴蘭台駅前の再開発と呼応するように建替が予定されているJA兵庫六甲小部支店。既に閉店しており、解体工事が開始されるのを待つ状態です。
建替後の完成予想パースです。規模は拡大するようですが、上階には殆ど窓がありません。
鈴蘭台駅前周辺には鈴蘭台プラザのような老朽化した閉鎖寸前の商業施設も点在します。ベルスト鈴蘭台が完成してもう数ヶ月で1年が経過しますが、まだ駅ビル内には空き区画が存在します。駅前広場や鈴蘭台幹線が整備されると、駅周辺は見違える程、美しくなりますが、駅前のビルや商店は閉店している建物も多く、再開発が完了しても活気のある駅前に生まれ変わるのか、今後、居住層の若返りを図る為にマンション開発等は進むのか。正直、駅前の様子を見ていると懸念は払拭されません。あまりにも整備開始までに時を掛け過ぎて、再開発を進めるタイミングを逸したのではないのか。都心回帰というトレンドを強制的に抑制し、高齢化する郊外を何とかしようという流れに逆らう施策は本当に正しく効果を発揮するのでしょうか。
鈴蘭台駅前広場及び鈴蘭台幹線再整備 ロータリーの形が現れる 幹線上の既存建物解体も進む
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商業施設は食品スーパーくらいに限定して駅徒歩3分以内はマンションとかにしてしまえば、まだ生き残ることは出来ると思います。問題はバス必須・建て替え必須の昭和仕様戸建群ですね。古臭い街並みの一角を買って今風の一軒家を建てるよりは、新築だけが立ち並ぶ新規開発が選ばれるのは確実です。かといって古いままリフォームした程度では低所得層しか流入してきません。
ちょっと望み薄かと。
何度もご提案申し上げて恐縮ですが、北区や西区北部の神戸電鉄沿線は人口が広く分散しているので、神戸電鉄の線路を廃止してBRTのバス専用道にしたほうがいいと思います。
BRTのほうが専用道だけでなく一般道・高速道路も走れますので、新興住宅地の内部のBRT駅から一般道と神戸電鉄の線路跡の専用道を通り、主に新神戸トンネルなどで三宮まで乗り換えなしでつなぎます。
BRTは通常の路線バスや高速バスを使うので車両を特注する必要がなく初期費用が安いですし、線路よりも維持費が安いので、全体的なコストが鉄道よりも安く上がります。
箕谷よりも北側の新興住宅地発のBRTのバスは、箕谷から新神戸トンネルを通ることになるので、鈴蘭台のターミナル性は必要ありません。
ここで念のため申し上げておきたいのはBRTとは、全部あるいは一部の路線に専用道を含み、車外料金徴収を行う交通システムと主に定義されています。
連結バスのことではありません。
神戸市長や神戸市議は神戸空港への交通手段として何の疑いもなく「連結バス=BRT」と定義しているようですが、大きな誤りです。
BRTとは、むしろ電車の車両をバスに置き換えたシステムであり、専用道を走ることで電車のように渋滞の影響を受けにくく、一般道も走れるので専用道や鉄道を引けなかった場所にも到達できる交通システムです。
非常に申し上げにくいのですが、「こんなことも知らずに市長や市議がBRTを連呼するのはやめてもらえないかなぁ」といつも思っています。
近年バスの運転手不足などで連結バスの需要もわずかに増えてきて、国産車も出始めていますがまだまだ割高です。
費用を抑えるためにも、単価の安い一般的なバスをBRTの車両として採用すべきです。