着工から2ヶ月ほどが経過したイオンモール神戸南の建設現場です。基礎工事の真っ最中ですが、あらかた杭の建て込みは完了したようで、三点式パイルドラバーは確認する限り1台のみになっていました。代わりにホイールクレーンやショベルカーが稼働する重機の主役になりつつあります。
工事の進捗は主に南側が先行しています。敷地の形状が運河に沿って斜めにカットされたような三角形になっているので、建物の配置も運河に沿って斜めに建設されます。
そんな敷地南側のクロースアップ。無数の型枠や鉄筋が見えます。鉄筋の組まれた型枠の中にコンクリートを打ち込み、基礎壁を構築します。
同じ場所を別角度から。手前の南東でも建物の基礎構築が始まろうとしています。鉄骨の柱と直結する杭の頭の部分が見えます。基礎壁を造るための掘削も終わっていますのでこれから配筋、型枠工事が行われます。
読者の方からすでに神戸市のホームページに大規模小売店舗立地法第5条第1項に係る届出がすでに掲載されている旨のご連絡を頂きました。上記は各フロアの平面図となります。ピンクが物販店舗、青が非物販ということで主に飲食店かと思われます。上記は1-2階平面図。各店舗の区割や形状がすでに決まっているようです。通路吹抜け型のモールを期待していたのですが、吹き抜け空間はエスカレーター付近やフロアの一部に限られるようです。1階は食のゾーンとして、中央卸売市場と連携した売場や専門店が出店予定です。1階北側の最も大きな区画はやはりイオンスタイルでしょうか。
3階の黄色い部分がホールとなります。フードコートが3階に整備されるようです。各フロアの北側は大型専門店が入居するようです。さてこれらの区画に一体どんなテナントが進出するのでしょうか。
今回の取材では初めて地下鉄海岸線で中央市場前駅まで行ってみました。駅の改札から南北の出口まで結構な距離がある事、地下-地上までの階段の距離が長く、エレベーターはあるものの輸送力に問題があるので、エスカレーターの必要性等を感じました。モールの開業後はこうした面で市の投資が求められます。またモール来場者を中央市場にも取り込み、周辺地域での滞在時間を増やして賑わいを創り出す仕掛けも考えられるべきかと思います。モール開業によってエリアの利便性は飛躍的に向上します。工場跡地等、再開発用地も多く、マンション建設によって人口増による発展の可能性が見込めます。水面下では不動産会社もすでに土地取得に動いているのではないでしょうか。
イオンモール神戸南新築工事 -神戸市中央卸売市場本場跡地再開発-
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おはようございます。一番最後の写真を見ると将来橋が必要かなと思いました。
1階平面図東端屋外(画像下側)にエスカレーター/エレベーター/階段のようなものがあるように見えるんですが、2階平面図の同じ場所にはそれがありません。地下の駅コンコースからの動線が組まれてるのではないかとひそかな期待をしてしまいます
初めまして、いつも楽しく拝見させていただいております^^。
実は以前何かで初期のイオンモール神戸南フロアの設計図を見たことがあるのですが、元は立体駐車場がない代わりに三角形のフロア構成で吹き抜けも普通のイオンモール並みに有ったみたいです。
ちょうど、レイクタウンkaze棟にそっくりな感じだったと思いますよ。
コスト削減や駐車台数の増加の関係だと思いますが、吹き抜けが無くなっていて形も長方形になっていてビックリです(笑)
これからも楽しみにしています。
レポート頑張って下さいね(*^^*)♪
計画撤回ではなく無事開業するのは良いのですが、コスト削減によってモールらしさを失ってしまうのは残念ですね。やはりウミエの近接地に開業するというのはイオンにとってもイチかバチかの諸刃の剣なのでしょう。
テナントの争奪戦もそろそろ始まりそうですね。
吹き抜けを作るとどうしても総賃貸面積が狭くなってしまうことも関係しての設計でしょうかね。敷地面積とコストも考慮すると難しいところですね。
正直umieはモールとモザイクの移動が不便だったりだだっ広すぎるというのが個人的な意見ですのでうまい具合にまとまって欲しいです。
と言っても3万平米を超えると巨大モールですけどね笑