新港第2突堤の再開発プロジェクトとして計画中の神戸アリーナについて、事業主であるNTT都市開発、スマートバリュー、NTTドコモ及び運営元のOne Bright KOBEが、安全祈願祭・起工式を執り行い、正式に着工した事を発表しました。
既に当ブログでは、現地では本格的に工事が開始されている模様をレポートしていましたが、取材日の3日後となる18日に、関係者が出席した起工式が現地で開催されたようです。
今回のプレスリリースでは、新たにこれまで公開されていなかった南側からのイメージパースも掲載されました。アリーナ本体だけでなく、突堤の南側半分を占める緑地も含めて突堤全体での集客を狙う計画の為、単なる公園整備には留まらない可能性が高まっ。てきました。パース内ではバス駐車場横にもバスケットボールコートがありますし、更にその隣には緑に囲まれたドームテントのようなものも見えます。
三方・270度を海に囲まれたアリーナは世界的に見ても稀有な存在です。One Bright KOBEによると、バスケットボールの試合を年間30~40日、音楽ライブは80~100日の開催を想定しており、その他にも法人による貸切や他イベントの開催のニーズもあるようです。アリーナの稼働率は70%を目標としており、何かイベントが開かれていない日の方が少ないという状況が生まれる可能性が高いようです。
1万人収容規模のアリーナですが、アリーナ単体で年間100万人の来場、突堤パークを含めて300万人の来訪を想定しているようです。単純計算で毎日8,000人以上の人が訪れる事になります。
新港町エリアの活性化に大きく寄与する事になり、既にエリアで開業している神戸ポートミュージアムやその他の施設との相乗効果も見込めそうです。ベイシティタワーズの店舗区画のテナント誘致にも弾みが付くでしょう。2025年は、このアリーナの完成と神戸空港に国際チャーター便就航開始とサブターミナルビルが完成する年でもあり、そして大阪万博も開かれます。飛躍の年になるでしょう。
アリーナと共に期待されるのが、その突堤基部にある大型倉庫跡地の活用です。解体を進め、早期に高度利用の可能な事業者案の公募手続を開始するべきかと思います。エリア全体でインバウンド需要を掘り起こす取組が必須です。
新港第2突堤再開発・神戸アリーナプロジェクトが正式着工発表!2025年春に年間300万人が訪れるアリーナパークが誕生
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