WDB三宮ビル

WDB三宮ビル新築工事 ビルの完成と共に予想される2次空室は27-29年問題の前哨戦?



2機のタワークレーンで本格的な鉄骨建方が開始されている旧居留地・江戸町筋のWDB三宮ビル新築工事。



シルバーマストがトレードマークの竹中工務店のタワークレーンが空高く聳えています。高さとしては70-80m付近に達しているでしょうか。



鉄骨工事はまず敷地全体における1階部分についてすべて組み立て終わったようです。



作業予定ではコンクリート打設が行われているようです。純粋な鉄骨造ではなく、鉄骨と鉄筋コンクリートを組み合わせたハイブリッド工法なのでしょうか。

建築面積もそこそこある建物ですので、躯体工事とその成長は徐々に進められていく模様です。



4階までが路面からそのまま立ち上がり、5-9階の上層階はセットバックします。

WDBホールディングスは三宮や新神戸、ポートアイランド等に多くの拠点が点在しています。



このビルが完成すると、これらの拠点が全て集約される事になります。二次空室が多く発生する事になりかねないので、空室率上昇が少し心配です。



神戸大和ビルやリネア三宮ビルが竣工し、秋にはNTT都市開発のテナントビル、来年には神戸旧居留地91番地も完成する中においての空室発生が予測されます。また今後は27-29年には相次いで完成する再開発ビルによる大型供給や市役所新2号館の竣工後には市部局が新庁舎に回帰すると、更なる2次空室が生まれます。神戸の27-29年問題の行方は、今後の神戸空港機能拡張や国際化に伴う経済拡大がどこまでオフィス需要を生み出し、床の消化が進むのかに左右されるでしょう。
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