今年3月に閉館して以来、約半年の間、駅前の超一等地に幽霊ビルとなった三宮ターミナルビルが存在する状態が続いていましたが、いよいよ解体撤去工事が開始されます!まずは本格的な解体を始める前に、工事の為の建設事務所や資材置き場、そして駅前空間での大規模解体となるので、通行動線の確保等が必要となります。
その為、第一段階として、まずは駅前の円形噴水広場を11月8日(木)をもって閉鎖することになりました。この閉鎖を周知する看板が駅前周辺の至るところに掲示されています。面白いのが、この閉鎖看板のデザインが神戸阪急ビルの建て替えに使われているものと酷似している点です。分かりやすいようにデザインを共通化したのでしょうか。
噴水広場と言っても現在は噴水の姿はありません。昭和56年・1980年に三宮ターミナルビルと同時期に完成した新しい駅前広場のシンボル的存在として愛されてきました。震災後、噴水は埋められ、花のいずみKOBEとして、花壇に取って代わられています。
約38年の歴史を築いたこの広場もこれで見納めかと思われます。閉鎖後は解体されて更地へ帰る事になるでしょう。
噴水広場の閉鎖と共にデッキの一部も近日中に閉鎖されるのではないかと思われます。近い将来にはターミナルビルに接する部分のデッキは全て閉鎖されるでしょう。
駅周辺の動線確保については、まずスロープ横に新たな階段とエレベーターを設置する工事から開始されます。
動線確保準備工事の内容とステップ
噴水広場の閉鎖はこの工事に伴ってのものかと思われます。
ポートライナー三宮駅から駅ビル前を通ってそごうへ抜ける子のデッキも来春位までには閉鎖されるものと思われます。
ポートライナー駅からJR駅への動線は既存のエスカレーター・エレベーターに加えて新たな階段が増設されます。よって全ての動線は一旦、地上階を介す事になる為、解体工事期間中、この辺りの通行はかなり混み合う事が予想されます。解体が完了すると、いよいよ駅前広場の再編に着手するでしょう。
遂に三宮ターミナルビル解体工事の帳票類が掲示されました!これによると工期は2018年7月30日〜2020年2月28日。完了までにこれから1年半を要します。驚いたのはこの解体工事の発注者がOPAという事です。内装の現状復帰義務は同社にあるかと思いますが、ビル全体としてはビルを保有する三宮ターミナル社に責任があるものと思っていました。帳票類は内部の解体撤去のみに適用されるのでしょうか。流石に内部解体に1年半は掛からないと思います。
解体は神戸阪急ビル以上の難工事になる事が予想されます。新ビルの建設は2020年春の着工になる事を期待したいですね。年内にJRから概要が発表される事を心待ちにしています。
いずれにせよ確実にプロジェクトが前進している事を目で見て、感じる事ができるのは嬉しいですね。
今更ですが、中央口改札外コンコースに構築されていた箱の最終形をお伝えしていませんでした。やはり売店となりました。セブンイレブンが開店しています。
三宮ターミナルビル撤去工事がいよいよ開始される! JR三ノ宮駅前の旧噴水広場を11月8日(木)に閉鎖!
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新記事です。
計画に遅れが出ているのは採算性でJRが二の足を踏んでいるようです。
JR三ノ宮駅ビルあす解体着手 再整備計画に遅れ
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO37439110W8A101C1LKA000/