解体が進む既存駅ビルの三宮ターミナルビル跡地で計画されていた新三ノ宮駅ビルについて、中期経営計画の見直しの一環として、JR西日本の長谷川社長が計画をゼロから仕切り直す事を明らかにしました。
新駅ビルは当初、今年度の都市計画決定を行う事を神戸市と合意していたJR西日本でしたが、コロナ感染拡大によって同社の鉄道・不動産収入が共に激減した事を受けて、1年の延期を余儀なくされていました。
ここに来ての計画見直しは想定していた商業施設とホテルを主体とした駅ビルの構成は現況と照らし合わせると運営が厳しくなると予想したからでしょう。再度、市場調査を行ってビルの構成や規模を一から検討すようです。
新駅ビルの開業時期は中期経営計画にて2023年以降とされていましたが、現実には2025年頃になるものと予想していました。しかし今回の見直しを受け、更に2-3年の遅れが生じる可能性があります。開業が2027-28年となると、7-8年後です。コロナワクチンの開発は各国で大詰めの段階まで来ていると言われていますし、流石にこの頃には克服されて海外との往来も含めてかなりのレベルまで正常化しているのではないかと思われます。従ってホテル需要は回復していると予想します。
アパレル、物販をメインのテナントとする大規模商業施設はネット通販との競合に晒されて厳しい局面に差し掛かっています。ショッピングモールも駅ビルも従来の業態や構成でこれまでのような収益を上げるのは困難です。新しいビジネスモデルへの転換が必要とされます。
こうした意味で新三ノ宮駅ビルは全く新しいコンセプトでの開発になる可能性を秘めています。これまでの構成にも含まれてはいましたが、床面積として最も少なかったと思われるオフィスの面積を大幅に増やす事も考えられるでしょう。ホテルは宿泊特化型で客室数は減らしますが、高層階に外資系高級ホテルを誘致して単価を上げたグレードの高い施設とし、商業施設は丸井が新宿本店で推進しているいわゆる売らない体験型店舗やコト消費、フードホールやレストラン街、温泉を活用したスパ、滞在型複合書店等、これまでの物販に偏った駅ビルのフロア構成でなく、多彩な顔ぶれによって集客を目指す複合施設としても検討されるのかもしれません。
しかしながら中期経営計画で三ノ宮と共に三大プロジェクトとして位置付けられていた大阪西、広島は予定通りの計画概要で推進するようです。三ノ宮だけが見直しの対象とされる事は非常に不本意ですが、駅ビルの概要が発表されていなかっただけにこういう結果になる事はある程度、予想されていました。三大プロジェクトの位置付けは変わらないとしていますが、三宮ターミナルビルの閉館からこれまでの約2年、そしてこれから新駅ビルの検討と着工、建設を含めて開業まで何年掛かるのか分からない長期間に渡って、駅前の超一等地が何の価値も生み出さない更地として置き去りにされる事は何としても避けなければなりません。
JR西日本が中期経営計画を見直し 新三ノ宮駅ビル計画は仕切り直し 今後の計画概要や開業時期はどうなる?
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全て神戸市長が無能なのが悪い。
さっさと合意していれば阪急のように完成していたかもしれないのに。
神戸市長のせいで神戸の衰退がまた進みます。
JR西日本の3大プロジェクトの中でも三ノ宮駅ビルは先行していたはずで2年半以上も前から駅ビルは閉館され、ちょうど2年前から解体工事に着手しています。言い換えれば2年半以上も既に三宮駅前は空洞化したままであり、鉄道利用者は不便を強いられています。ここまで神戸市とJR西日本が折り合わず、市の中心駅が閉鎖されたまま立ち止まる事は、何度も同じことを言って恐縮ですが余りにも神戸市は無能と言わざるを得ません。
コロナ禍の事業見直しといっても、同じように商業施設・シネコン・ホテルを積み込んだ後発の広島駅ビルの見直しに言及しないのは何故なのか、三ノ宮駅ビルは別の大きな障害があるとみるべきでしょうか。それは概念が優先し過ぎて実現のハードルが高いと言われている三宮クロススクエア計画との整合や、神戸市の公共空間としての介入や過度の要求、そして極めつけは建築形態や高さへの規制が事業への大きな障害となっている可能性もあります。「神戸らしい都市景観を目指す」というまったく意味も定義も不明な景観規制を高度利用が最重要な都心に十年以上もかけ続けている結果招いた最悪な事例でしょうか。
ここは両者が緊急に歩み寄り、神戸市も出来る協力を惜しむことなく取り組むことによって、今後何十年も都心の中心施設となる三ノ宮新駅ビルが悔いを残さない内容と規模で再始動するよう願うところです。市長もここで存在意義を結果で示さなければ何処で示すというのでしょうか。
大阪駅西、三ノ宮、広島の三つの再開発計画の中で神戸だけは地域の中核都市ではなかったので三つの中で大きく見直されるとしたら三ノ宮なのは当然の流れでした。
確かに神戸市の失策は否めませんが、大阪・広島はそもそも同一地域内に商業地として代替出来る場所がないのに対し、神戸は距離的にもある程度大阪で代替出来ますので大阪と神戸で同時に再開発計画があって見直しが必要になった場合は必然的に神戸にしわ寄せが来るのは仕方がないともいえます。
そういう意味では広島が予定通り行われるということは逆に再開発完了時期には現状に近いレベルまで客足が戻るとJR西が判断したともいえるので三ノ宮が塩漬けになる可能性が低くなったと言えます。
結果的に中心が何年もあの景色になるのは無様ですね
衰退まっしぐらで悲しくなってきます
多分最初から計画が空っぽなんだと思います。
ポートライナー8両化も三ノ宮駅に影響するわけですし。
JR自体が三ノ宮をどうやっていくかという目標や明確な意味付を行えていない、自信のなさが伺えます。
というか儲けようというか
そういう欲望を彼らから感じませんね笑
どうせなら今の高架や高架下を改修して
ホームを下りだけでも新しく設置したりとか採算の問題はあろうかと思いますが、やってみてもいいと思うのですが。
今計画を急ぐより、来年の7月31日には知事、同年11月19日には神戸市長の任期が満了しますから、いっそのこと次の市長選終了後のタイミングで計画再開した方が良いんじゃないでしょうか?
兵庫県庁の建替えもこれからですし、都市再開発に理解のある市長・知事の出現に今から期待しています。(笑)
追伸:少しだけ付け加えます。
神戸が国内企業の支店営業所が置かれる都市序列ではブロック拠点都市で支店経済都市の「札仙広福」に比べても下位であることは私も以前に申し上げていますが、ブロック経済圏の首位都市でなくとも神戸は自前で150万の人口を抱え、まがりなりにも250万の都市圏人口を持つ大都市です。縮小傾向の国内市場に於いて仕方がないと言えば簡単ですが、政策的に大阪に簡単に代替や集約をさせないことこそが今の神戸市に最重要な戦略です。
その意味でもっと神戸市には頑張ってもらいたい。地方都市化が進み他のブロック拠点都市と並列に沈もうとしている大阪に対し、対抗する気概もなければ関西圏としても国内二位の地位はとても維持できません。今後も大阪1都市集約では関西圏の現勢も維持できず、
京都も合わせ3眼都市連合として存在する事こそ関西圏の利益です。
再開発延期の内容に対して少し外れた質問なのですが、
sirokumaさんがおっしゃるように三ノ宮再開発または兵庫県全体のモデルチェンジとも言うべき時期に適任な次期候補の知事、市長はいらっしゃるのでしょうか?
なんというか最近思うことなんですが、久元市長は経済音痴なんではないかと思うんです。
ブログやfacebookでの発言もほとんど地元の経済対策に関する投稿が見られません。地方自治や法整備に対しては法学部出身なのでプロなんですが、こと経済に関しては数字を読めないというか未来予測ができないというか。
言ってることがトンチンカンに感じることがありますね。
実際、この人は神戸の本来あるべき姿がどうあるべきか分かっていないんでしょうね。
官僚出身なので一般市民と思考がかけ離れていることを記にしていて、サヨク市民の発言を受け、情緒に流されてしまって、企業に進出したいと思わせるプロモーション力に欠ける思考なのです。
たぶん、この人はビジネスプロの大手企業トップには小物だと値踏みされてしまっている。力量を測られてしまっている。
ビジネスができないうえに持論に固執する頑固者でもあるので大手企業に無視されつつあります。
市長が守りたいと言っていた市内個人商店の廃業、閉鎖、撤退も相次いでいます。
H2Oに続きJRにも見捨てられる有様では、次に神戸を見捨てるのは大手外資系企業や大手デベロッパーかもしれません。
コロナ禍含め今後の市内経済対策を一番に考えるトップに変わらないと、神戸市経済は破局を迎えると考えます。
なんというか最近思うことなんですが、久元市長は経済音痴なんではないかと思うんです。
ブログやfacebookでの発言もほとんど地元の経済対策に関する投稿が見られません。地方自治や法整備に対しては法学部出身なのでプロなんですが、こと経済に関しては数字を読めないというか未来予測ができないというか。
言ってることがトンチンカンに感じることがありますね。
実際、この人は神戸の本来あるべき姿がどうあるべきか分かっていないんでしょうね。
官僚出身なので一般市民と思考がかけ離れていることを記にしていて、サヨク市民の発言を受け、情緒に流されてしまって、企業に進出したいと思わせるプロモーション力に欠ける思考なのです。
たぶん、この人はビジネスプロの大手企業トップには小物だと値踏みされてしまっている。力量を測られてしまっている。
ビジネスができないうえに持論に固執する頑固者でもあるので大手企業に無視されつつあります。
市長が守りたいと言っていた市内個人商店、企業の廃業、閉鎖、撤退も相次いでいます。
H2Oに続きJRにも見捨てられる有様では、次に神戸への投資を見捨てるのは大手外資系企業や大手デベロッパーかもしれません。
コロナ禍含め今後の市内経済対策を一番に考えるトップに変わらないと、神戸市経済は破局を迎えると考えます。
あの無能市長がが都心部にタワマンは建てない
オフィスと商業地に特化すると宣言してから
三宮に起こった出来事を羅列するともう悲しくなりますね。。
なぜあの方は自分の無能ぶりを認識出来ないのか
本当に不思議です
こういった状況なので、仕方ないです。
1年間しっかりと市場調査をして、規模縮小含めて実益ある開発計画に仕上げて欲しいものです。
神戸市って人、人、って言って、車を排除する方向ですけど、真夏の暑い時に誰が歩くのかと思うし、高齢者は店まで車で行きたいのに車は通行止めにされたら、もう行かないと思います。
車を排除して、歩道を広くするばかりじゃなく、車を一時駐車できるスペースを作った方が駐車場を持たない個人商店や個人経営のレストランに行けるのにといつも思っています。
コロナとこのまま共存しなければならないのであれば、既存の都市スタイルではいろいろと問題もありましょう。計画見直しは正直残念ですが、どのみち再整備に時間がかかるならせめてコロナ後の新しい都市モデルになるような街づくりをしてほしいものです。