JR摩耶駅の北側一帯に残るJR西日本の遊休地を同社と三井不動産レジデンシャルが開発を進めてきましたが、最終仕上げとなる(仮称)摩耶シティプロジェクトを本格着工しています。
摩耶駅を中央に挟んで東側をA街区、西側をB街区とし、双方に三井不動産レジデンシャルの分譲マンションを建設します。灘区内の駅前徒歩1分という好立地の為、かなり高額且つ高倍率の分譲になる事が予想されます。
A街区の敷地計画です。建物はコの字型に建設され、住戸をL字型に配しています。1フロアに16戸を配置。
この計画はJR西日本グループの大鉄工業が施工を担っています。設計はアクアス。
現地仮囲いに掲示されている完成予想パースです。地上9階 延床面積 9,757.82平方メートル 総戸数127戸の分譲マンションとなります。
A街区の敷地です。油圧ショベルが複数投入されて掘削を進めています。既に杭工事は完了しているようです。
駅前広場からA街区の工区に沿って北側に歩道が先行整備されました。
駅前広場を挟んで西側のB街区です。こちらはA街区よりも広大な工区となっており、7,000平方メートルを超える敷地面積があります。
現在はまだ建設工事は始まっておらず、排水土木工事が進行中です。
B街区の敷地計画図です。駅前広場に面した東側は商業施設、西側に共同住宅を配置しています。
商業施設は鉄骨造5階建で延床面積は5,772.66平方メートル。病院、物販店舗、診療所、処方薬局のテナントが入る予定です。4月下旬に着工予定で、竣工は21年5月下旬。恐らく食品スーパーやドラックストア等の生活利便テナント、医療モール、薬局等が入るそこそこ大きな複合商業ビルになるものと思われます。これまで駅周辺には殆ど店舗が無かった為、周辺住民には重宝される存在になりそうです。設計・施工は竹中工務店が担当。
西側には123戸の分譲マンションが建設されます。
こちらにも工区に沿ってこれまで無かった歩道が整備されました。
2010年にJR西日本が摩耶駅の開業計画を発表した際、三井不動産レジデンシャルと共に730戸の分譲マンションを駅周辺に供給するとしていました。そこから10年以上を掛けてようやくこの事業が完了する目処が立ちました。まとまった土地の無い灘区や東灘区では貴重な宅地な上に駅前一等地に生まれ変わりました。次に大きな開発が考えられるとすれば、王子動物園の移転でしょうか。須磨水族館は同じ場所でのリニューアルが図られますが、王子動物園は空港島への移転が構想として存在するという噂もあります。
JR摩耶駅前 (仮称)摩耶シティプロジェクト A街区で建設工事進行中 B街区は土木工事を施工
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