JR摩耶駅北口駅前の遊休地の開発に乗り出したJR西日本と三井不動産レジデンシャルは駅前広場を挟んで東と西で工区を3つに分けて工事を開始しています。
最も西側の工区はJR西日本のグループ会社であるゼネコンの大鉄工業が施工者となって三井不動産レジデンシャルとJR西日本不動産開発の2社が分譲するマンションを建設しています。これを(仮称)摩耶シティB街区としています。
B街区に建設されている共同住宅は地上10階 延床面積9,886.6平方メートルで125戸を分譲する予定です。完成は22年春と工期に約2年を費やします。この規模のマンションとしては異例の長さです。
開発用地は東西に数百メートルに渡った非常に長い敷地で総面積は1ヘクタール以上ある大規模開発です。
駅前広場に面したB街区の東側にはJR西日本が駅周辺の利便性向上の為、複合用途を有する商業ビルを建設します。
ビル名称はJR摩耶駅NKビル。JR西の駅前ビルや駅ビルは特別な名称が与えられない限りNKビルとなります。設計と施工は竹中工務店が担います。
商業ビルは鉄骨造5階建で延床面積は5,772.66平方メートル。病院、物販店舗、診療所、処方薬局のテナントが入る予定で竣工は21年5月下旬です。
仮囲いは駅前広場に面して設置されています。
NKビルの建設現場には既に重機が入って作業を開始しています。鋼材が並んでいるので、山留工事を開始しているものと思われます。
東側のA街区にはタワークレーンが2機投入されています。こちらもJR西日本不動産開発と三井不動産レジデンシャルの分譲マンションが建設されています。
A街区は工事が先行したので既に躯体工事が始まっています。建物は地上9階 延床面積 9,757.82平方メートル 総戸数127戸の共同住宅となります。
東西に長い躯体です。既に基礎が完成して1階床の配筋を進めています。北側の突き出た部分は基礎の型枠工事を行い、これからコンクリート打設を進めるところでしょうか。
駅周辺にはこれまで住宅しかありませんでしたが、いつの間にか医療モールが出来ていました。今後もNKビルの竣工と同時に生活利便関連の施設等が増える可能性があります。
(仮称)摩耶シティと摩耶駅NKビル新築工事 JR摩耶駅北側全工区で工事開始
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