摩耶

摩耶シティSTATION BLOOMの竣工によりJR西日本・三井不動産の摩耶周辺開発が完了



JR六甲道と灘駅間にあった東灘操車場・信号場跡地にJR西日本が新駅の開業を発表したのが2010年。2011年より準備工事が開始され、2014年から新駅建設に着手。2016年に摩耶駅が開業し、その後、6年を掛けて駅周辺のJR西保有地に三井不動産レジデンシャルが複数の分譲マンションや複合商業ビルを建設してきました。そしてその最終プロジェクトが竣工した事によって「摩耶シティ」の開発が完了を迎えました。



摩耶駅北口駅前の東側に建設された「摩耶シティSTATION AXIS」。地上9階 延床面積 9,757.82平方メートル 総戸数127戸の分譲マンションです。



駅前通りに面して公開空地が整備されました。植栽やベンチ等が備わるポケットパークです。



駅に近い西寄りにメインエントランスが設けられました。関西でもトップの人気を誇る灘区において貴重な駅前分譲とあって竣工前に完売しました。



今後も資産価値は高止まりするものと思われます。



そして駅前広場に面した複合商業施設である摩耶NKビルを挟んで東側の敷地で建設が進められてきたのが「摩耶シティSTATION BLOOM」。摩耶シティにおける正真正銘のラストプロジェクトでした。



駅前通りから曲線を描いて続く石畳のエントランスアプローチ。



大きな緑地広場を設けた余裕のある緑豊かな敷地計画です。



建物北側には立派な車寄せも整備されており、まるでタワーマンションのような高級感のある造りです。



コーナーには神戸のマンションでは珍しく(最近の採用例は急増中)バルコニーを設けずにダイレクトビューウィンドーを採用。



L字型の建物は地上10階 125戸を供給。こちらも言うまでもなく竣工前に全戸成約に至りました。



敷地内には自走式の立体駐車場を備えます。



摩耶シティの建物群が線路と駅前通りの間に並びます。摩耶は完全にJR西日本と三井不動産が作り上げた街です。



駅を挟んで合計約700戸のマンションが供給されました。この摩耶シティは新駅の開業と周辺開発という鉄道会社が行える、ある意味、古典的な開発手法が通用する最後のフロンティアだったと言えるでしょう。



駅前南口にもマンション建設と共に整備された駅前広場兼公開空地が広がります。



駅の北と南で大きな高低差が存在する立地でしたが、その落差をロングエスカレーターとエレベーターでカバーしました。



駅前から南北の両側に線路を挟んで壁のようにマンションが連なっています。既存住宅地のど真ん中に開業した新駅だけに、駅周辺の開発にはタワーマンションを採用するには至らず、土地活用の面では最大限のメリットを活かしきれずの結果となりましたが、閑静な低中層マンション街として付加価値を高めていく事でしょう。

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