JR三ノ宮新駅ビルを建設する為の準備工事を次工程へと進める為、いよいよ南側駅前広場のロータリーが先週金曜日12月1日より閉鎖されました。広場の閉鎖は解体された三宮ターミナルビルやこれまで使われていたロータリーの整備が行われた1980年以来、実に43年ぶりの事です。
ロータリーの閉鎖によって、これまでひっきりなしに入ってきたタクシーや一般車が全くいなくなりました。
ポートライナー三宮駅改札前に連絡する南側の仮設階段もその役目を終えました。各閉鎖箇所については警備員の方が常駐して、通路や階段の閉鎖を伝えていました。
駅前広場東側の時間貸し駐車場も閉鎖されました。停車している車両は工事用車両のみです。
ロータリーへの出入口も完全に閉鎖されました。
入口にはゲートが設置され、出口には鉄パイプの簡易柵が設けられました。
これから本格的に仮囲いの設置を行うと共に内部施設の解体が開始される事になります。また東西の動線を確保する為、広場の南側に仮設歩行者デッキが整備される計画です。
中央幹線の車線切替工事はいよいよ大詰めです。新たな中央分離帯の設置が進められており、車道中央の照明も移設が行われています。
この中央幹線の改造に合わせて、葺合南54号線の入口も改修が開始されました。西側の歩道を拡大させました。
これによって葺合南54号線の入口の車道は1車線分に減少しました。
三宮センター交番も撤去が進み、その姿を消しました。隣接して地下通路への出入口が残されているので、ガンガンと解体する訳にもいかず、交番の撤去にも慎重を期しています。
前述の東西動線を確保する仮設デッキの構築が終わると、ロータリーに沿って残されているこの通路も閉鎖される事になります。
まだ中央改札へと連絡する中央通路も供用が継続されています。
仮設タクシー乗り場も供用が開始されました。数台のタクシーが待機しているのかと思っていましたが、取材時は全て出払っていました。
いよいよ駅前広場全体の工事が開始される事になります。この瞬間をもう10年以上も待ち望んできました。少しずつ一歩一歩進んでいますが、このプロジェクトの完成によって、ようやく都市格に相応しい玄関口が整う事になります。
全国の多くの都市が駅ビルや駅前再開発ビルによってその玄関口を整えており、政令市のみならず、中核市や県都を司る都市もこれまでの常識では測れない空前のレベルでの開発が進められています。三宮もうかうかはしていられません。
JR三ノ宮駅開発準備工事 12月1日より駅前広場ロータリー閉鎖が開始される
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