新駅ビルの本体工事着工まで残り2ヶ月を切ったJR三ノ宮駅ビル開発準備工事。1月10日より駅前広場閉鎖と動線切替によって広場内の既存設備撤去が大胆に進められています。
広場内の木々や植栽帯の撤去が行われていましたが、遂にロータリー内で1980年より時を刻んできた時計塔も消滅しました!
複数の油圧ショベルが稼働し、各所で撤去作業にあたっています。この光景を夢見て約20年。遂に現実に解体工事が進行していると思うと、非常に感慨深いです。
三宮ターミナルビルの解体工事の折に設置されたポートライナー三宮駅改札前の仮設階段も遂に撤去されました。
仮設階段の基礎のみが残っています。お役目ご苦労様でした。
広場内のアスファルト撤去をまだ行わないのは重機や搬出入車両の通行を考慮しての事かと思いますが、敷地南西部で駅ビルの建設が開始された後、北東側の駅前広場の整備はどのようなスケジュールで進められるのか。
ミント神戸前の歩道側でも何やら大掛かりな造成工事が開始されています。
広場の一部を掘削しています。地中の排水管が剥き出しになっていました。
コンクリートの地中構造体も確認できます。その上のブルーシートが掛けられている旧駐車場内の植栽帯跡はかつて温泉の掘削が行われた場所です。温泉は湧き出ましたが、結局のところ新駅ビル内での温泉の活用は行われないようです。
ただせっかく湧き出た温泉ですから、駅前広場や南側の三宮クロススクエア等での活用検討を是非ともお願いしたいものです。
先月のルミナリエでは市外からも多くの来神者がこのJR三ノ宮駅を利用したものと思われます。工事の始まった駅前で不便さを感じながらも大きく変わろうとする神戸の玄関口に対して何か思うところはあったでしょうか。工事が本格的に開始された暁には仮囲いで駅ビルに関する発信を大々的に行なって欲しいと思います。
中央幹線に沿って仮設歩行者動線が構築されましたが、更にその南側の車道に新たな仮囲いの設置が開始されました。二重の仮囲いがまるで城壁のお堀のようです。
三宮クロススクエアの三宮交差点角も色々と掘削が行われています。歩道橋に接続する仮設スロープが設置される予定でしたが、これは実現に至っていません。地中に共同溝等の埋設物が色々とあって、移設抜きでは基礎を構築できない事が判明したからでしょうか。
先日、横浜を訪問した際にJR横浜タワーをじっくり観察してきました。また後日、レポートをアップしようと思いますが、開発の始まった三ノ宮駅ビルでも色々と参考にできそうな点が沢山ありました。全国主要都市のターミナル駅ビル開発はほぼ完了しつつあり、三ノ宮は最も後発となる為、様々な点で最新最良の内容を盛り込めるメリットがあります。十分に既存駅ビルからの教訓を活かして欲しいと思います。
JR三ノ宮駅ビル開発準備工事 駅前広場内の設備撤去や掘削が進行 後発駅ビル開発のメリットを活かした内容を目指して欲しい
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駅ビルのテナントに関しては、何か独自性のあるものを求めたいですね。三宮にはフードコートがない(?)ので、駅ビルに入らないかな…とも思ったりしてるんですが、どうなるんでしょうね。
先日久々に札幌のJRタワーを訪ねて、その規模の大きさと人の多さに圧倒されました。
三ノ宮の駅ビルも多数のフロアが商業施設に割り当てられていますし、札幌に負けない駅ビルにしてほしいですね。
(ちなみに余談ですが、名谷駅ビルも工事が本格化して半分以上のエリアが閉鎖されています。もうすぐ吹き抜けの壁が取り払われる瞬間が見れるかもしれませんね。)