姫路

地域探訪: 姫路・姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」特集Part1 美しい緑のエントランスプロムナード「キャスティ21公園」


姫路市が進めてきたJR姫路駅南側の再整備・再開発プロジェクト「キャスティ21」。駅周辺の商業開発に続き、駅から東へ約700m離れた敷地約4.6ヘクタールを活用して、キャスティ21のイベントゾーンの文化・コンベンションエリアを整備し、昨日の記事でレポートした「兵庫県立はりま姫路総合医療センター」と共に建設されたのが、姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」です。

緑と潤いのプロムナード



駅前から各商業施設を繋いで東へと延伸されてきた歩行者デッキを渡り終えると、電車の高架に挟まれて、真新しい石畳のプロムナードが現れます。それが「キャスティ21公園」です。



プロムナード導入部に設置されたデジタルサイネージ。アクリエひめじの催事等を案内する表示板です。



片側にコンクリートの屋根、もう片側は植栽と木々に覆われた潤いのあるグリーンプロムナードです。



取材時には水がなく川石がむき出していましたが、夏場は水が流れるせせらぎになるのでしょう。



様々な花々や木々に彩られたプロムナードは非常に癒される空間で、コンベンション施設までの道のりが楽しい時間になるように工夫・演出されています。



アプローチに沿ってこんなに大きな芝生の丘も設けられています。



広場の先には道路を跨いでアクリエ姫路に直結する歩行者デッキへと通じています。



冒頭写真の「Acria HIMEJI」のモニュメントのある広場から見渡すアクリエ姫路。建設中は非常に大きな施設に見えていましたが、完成した建物は大きくはありますが、意外にスッキリとした印象です。



このモニュメントは少し「BE KOBE」にヒントを得ているところもあるのでしょうか。来館した人々がこの前で記念撮影をしている様子が用意に目に浮かびます。ちなみに「アクリエ」の由来は思い 架け橋(アーク)と創造(クリエーション)から、未来へ続く、新しい創造の架け橋となる場所にとの想いが込められています。



最後のデッキは緩やかなスロープとなっています。このアプローチを歩きながら、久しぶりにとてもワクワクする気分にさせられました。三宮新港町の再開発地区が街びらきになって以来のドキドキ感ですが、こちらの開発規模の大きさは桁が違います。



デッキにはエレベーターも設けられており、バリアフリーの空間整備が完了しています。キャスティ21公園は夜間も巧みな照明演出によって美しい夜間景観を創出しているものと思われます。



駅から周辺部に至る地図とキャスティ21の配置図も組み込まれたデジタルサイネージ。

姫路駅から700mの距離は約10分の道のりですが、歩行者デッキを渡っている時間よりもこのキャスティ21を歩いている時間の方が楽しく早く過ぎます。寧ろこのアプローチはゆっくりと時間を掛けて見て回りたいと思わせる空間です。中心駅からこれだけの長距離を車を全く気にする事なく歩けるというのもよく考えると凄い事です。

次回はコンベンション施設の様子をレポートしたいと思います。
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