JR三ノ宮駅北側の琴ノ緒町5で計画されている商業ビル「(仮称)協律三宮センタービル」ですが、前回は現地にタワークレーンが登場したことをお伝えしました。現在は地上躯体の構築工事が本格化しています。
この建物の構造は鉄筋コンクリート造だという情報がありましたが、いざ蓋を開けてみると鉄骨造でした。正しくはS造で一部RC造でした。この規模の建物で鉄骨造の場合、タワークレーンが採用されるケースはあまりないのですが、タワークレーンによる鉄骨建方が進められています。
駅前の狭小地で周囲の道路も狭いので、ラフタークレーンを常時、敷地内や敷地外に置いて工事を進めるスペースがないのでタワークレーンを設置して建設を進めているものと思われます。鉄骨が次々と運び込まれていました。
地上8階建てのビルですので、あっという間に鉄骨建方は完了することでしょう。すぐに養生シートと足場に覆われて完成目前まではベールに包まれることになります。
ベールを脱ぐと、こんな姿が現れます。当初の予定では3月末に完成予定ということでしたが、竣工時期は遅れそうです。夏あたりでしょうか。
協律三宮センタービルから徒歩数分の布引4丁目の土地。解体中ビルが崩落した場所ですが、既存建物基礎部解体のような工事が進められていたので次の展開が気になっていましたが、最終的には綺麗に舗装されてしまいました。
恐らく隣接する土地同様に時間貸パーキングになってしまうものと思われます。駅至近距離にあるフラワーロード沿いの一等地は駐車場として塩漬けにされてしまいます。やはりJRや阪急の駅ビル開発が引き金になって周囲の再開発熱が高まるまでは、残念ながらこのままの状態が続くことでしょう。
(仮称)協律三宮センタービル新築工事 と布引4丁目
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
協律三ノ宮センタービルはRCの予定が鉄骨へ変更になったのでしょうか?
建築業界は需要過多でRCでの一定規模以上の開発は建築費も高騰していますし、
人員の手配が間に合わず工期が確定しないような話をよく聞きます。
鉄骨に変更したところで業界の人手不足には違いなく、
鉄骨工事もスム-ズには計画・進捗しないようです。
東京五輪に向けての工事ラッシュはこれから本格化しますので、
現時点で未計画の大型開発用地の開発着手は厳しくなります。
布引町4丁目の土地も塩漬けにならざる得ないですね。
18億を最低価格とした入札が鳴かず飛ばずの入札0本に終わった時点で、
数年は動かない物件になると思っておりました。
せっかくマ-ケットが高騰したのに大型の開発用地を抱えているオ-ナ-の懐事情次第では、
開発用地の不良債権が増えるかもしれません。
ゼンパンコウさん
私の情報の読み間違いで当初からS造一部RC造でした。
ひとまずは三宮駅ビルの開発が具体化することが何よりも周辺地区への再開発を後押しすることになるのではないかと思います。
仮囲いが崩壊じゃなかったですか?
Mu.さん
正確には解体中の躯体(鉄骨)が崩壊して足場を崩落させたですね。