波止場町の神戸水上警察署跡地における公園整備+みなと公園の拡大計画の最新況です。既存建物の解体工事完了後、公園整備が進められてきましたが、工事自体は10月15日に終了したようです。
整備工事は完了しましたが、まだ園内への立ち入りは制限されています。恐らく芝生養生のためだと思われます。
新たに整備された公園の様子です。一部はアスファルト舗装や煉瓦タイルの通路となっていますが、大部分は芝生広場となっています。
真新しい芝生の絨毯が敷かれています。これから寒くなるので本格的に芝生が青々するのは来春以降です。まずはしっかりと根が張ることですね。街灯も数本設置されました。奇をてらわない非常にシンプルな造りです。
南側から眺めた広場の様子です。やはり海側は人の目線では阪神高速の高架と防潮壁で視界は開けず、海も見えません。
もう1枚海側を角度を変えて。
海岸通りとの境界は植栽が二重になっておかしな感じです。広場へのエントランスとしての位置付けでしょうか。
海岸通り沿いの南側の建物を撤去して海沿いに開放的な広場空間を創設し、都心から直接海を望める環境を取り戻すという壮大な計画の第一段階として、水上警察署の移転と跡地の整備は完了しました。構想が出てから10年近くが経過していますが、まだ思っていたよりは早い進捗で整備が進んだ印象もあります。ただここまでは市の管轄で進められましたが、今後の整備は話が異なります。
まずは神戸地方合同庁舎。現在、同庁舎は耐震化工事の真っ最中です。つまりは今後の中長期に渡る庁舎の移転等は微塵も考慮されていないということです。しかしながらまず初期の整備段階として、市は同庁舎の別館(上記写真の建物)の解体を掲げています。
工事の状況を見る限り、この別館は耐震工事の対象とはなっていないようです。また同建物は閉鎖されているような雰囲気まであります。よって庁舎別館の解体撤去は想像以上に早い段階で実現するかもしれません。
こちらが水上警察署と合同庁舎別館が解体撤去され、既存のみなと公園と一体化整備が行われた場合の構想図です。なかなか良い感じで描かれていますが、肝心の海側は描かれていないので、阪神高速高架が入るとまた違った見え方になると思われます。
まだ水上警察署があった頃の空撮です。合同庁舎別館と本館を繋ぐ連絡部までが公園化されると考えると、波止場町の当該地区の半分強という広さになります。これはこれでかなり開放的な空間が親水地区に生まれることになります。
しかしやはり課題は阪神高速。また高速道路以外にも現在の波止場は雑然と小型船が停泊してとても洗練された雰囲気とは言い難い状況です。どちらかと言えば漁船はいないのに漁港感があります。
今回の警察署跡の公園整備は一旦これで区切りがつきますが、合同庁舎別館の解体の際にはみなと公園のリニューアルも実施されて一体的に親水広場化されるものと思われます。
みなと公園の改修・拡大
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ここの公園は「もっと沖まで埋め立てる」等の根本的な解決が必要かと思いますが、
一つアイデアを思いつきましいた。
鏡的な素材で高架道路の外側側面を処理し空を写すようにするというのはどうでしょう。
陸側から海方面を見た時に、本当の空と写り込んだ空が溶け合えば視覚的な負担が軽減されるかもしれません。
阪神高速をひきなおすのは現実的ではないですね。
なんさんではないですが防音壁を透明なものにするだけでもずいぶん印象は変わると思いますけれど。
そういう材料のものがあるのかどうか。。。
高速道路と国道に挟まれた場所に無理やり水辺を求めるより、
ベイエリアとして神戸らしさを出せているメリケン~ハーバーエリアへの
アクセス向上に力を注ぐべきでは・・・
居留地や南京町へ来た観光客は高速眺めながら芝生で休まないでしょう。
阪神高速が無くなったとしても、今度は浜手バイパスが視界を妨げます。この計画には無理がありますねえ。
横浜では、海に向かう視界を確保するため、当初から高速道路を地下化して建設しています。神戸は物流を優先してきた経緯があります。
率直に言うと、こんなところに公園を作ってどうするんだと言う感じです。市民の税金で合同庁舎関係者の憩いの場を整備したにすぎません。直近にレジでもあれば別ですが、ふつうここまで来た人は、メリケンパークへ足を延ばすでしょうし、一般市民で、ここを目的に訪れる人はまずいないでしょう。
此処は、臨港指定を解除して超高層のレジにしちゃえばいいんです。定住者を生み、どうしても親水空間を作りたければ、ここから1突とメリケンパークの中ほどを結ぶラインまで埋め立てればいいんです。それで1突とメリケンパークが繋がりハーバーランドまでのエリアに磨きがかかります。
今後、近い将来には都市間での人口争奪戦が始まります、それを考えると、この沿岸部は神戸市の大きな財産として活用できると考えます。この一帯を居住空間として再生することで数多くの人を囲い込む…それ位の大胆な都市構想が必要です。
皆さんの評価が低いのも頷けるんですが、あえて養護いたしますと、
個人的には合同庁舎本館の建物が前から気に入らなかったんです。
デザインが古臭いのに壁のみたいにでっかく居座っていて。
山側に優れたデザインの建物が多いだけにその対比で余計に邪魔感が。。。
計画にある理想のイラスト図とはかけ離れた高速道路が丸見えの公園でも、今の合同庁舎が居座っているよりはマシかなと。
只、現状では合同庁舎本館はそのままですし、多少良くなるにしてもコストをかけて中途半端なものを作ってもしょーがないっていうのもその通りだと思うしで、どうすればいいのが具体的なアイデアがあるわけじゃないんですが。。。
公園でも立て直しでもいいですが、港町神戸に相応しい街作りをしてもらいたいですね。
課題は山ほどありますが、こういう空間は好きなので長い目で見守っていこうと思います。
ただ、今の構想図のままではやはり人が集まらない気がします。素人考えですが、親水空間のコンセプトは保ちつつ、多くの市民や観光客が利用しやすいという点で、低層のオシャレなカフェやレストランがあればいいなと思います。
こういう目的がある方が集まりはいい気がするのと、せっかくの都心の一等地ですし、もう少し有効利用があってもいいかなと思うので。
私も阪神高速とバイパスの景観問題をなくすには、1突とメリケンパークの中ほどを結ぶラインまで埋め立てるしかないような気がします・・・。
埋め立てに抵抗があるなら、下は海のまま桟橋のような木の板を張り巡らせるとかできないのでしょうか。
それからこれは夢物語ですが、ガラスのような透明の板を張り巡らせて下は海が見えるようにする。そんな素材があるのかもわかりませんが・・・。
そして夜はこの透明な床にLEDを張り巡らせて、光を波に反射させるとか。
結構な観光スポットになりますよね(笑)
埋め立てるのがいいでしょうね。
でも問題は震災モニュメントがあるのでどうするか。
そもそもなのですが、この水上警察署やまだ残る合同庁舎は本当にこの場所にいらなかったのでしょうか
この場所は、旧居留地から南側を臨む位置に当たります。
これらの建物が無くなると、たしかに居留地から海は見えるのでしょうが、
同時に旧居留地から阪神高速や湾岸高速の暗い高架が丸見えになります。
USJなどのテーマパークも、出来るだけ街並みの描かれた看板などを掲げてでも
高速道路や周辺の設備が、景観に直接露出することを嫌います。
この合同庁舎や水上警察署は、居留地から阪神高速や湾岸道路の醜い高架下などを
見せないようにすると同時に、
向こう側がすぐ海であることを隠して街並みに広がり感を持たせていたと思います。
また、これからの季節、海からの寒風も防いでくれます。
市の描いたパースには、肝心の阪神高速や湾岸道路がまるで存在しないかのように描かれており、
この合同庁舎や水上警察署が今まで担っていた街並みの「壁」としての役割をまるで認識していないかのようにも見えます。
であるとすれば、わざわざ税金と時間を費やして街並みの破壊を行っていることにもなりかねないと思うのは私だけでしょうか。
HAT~Umieに至る、ウォーターフロントの再開発は、JR神戸港駅跡地の再開発(詳細は?、スポーツ施設を中心に物流・商業施設など複合レクリエーション地区として整備)が本格化したみたいだし、これらのエリアではアシックスは都市型のランニングコースも整備計画中です。
JR跡は工事も盛んですし意外と早くなりそうですね。
そうなると、扇の要の部分となる新港町の遅れが目立ってきます。
ホテルにKIITOなど整備していますが依然倉庫街から抜け切れない。やはり、上に書いたように埋め立てが一番いいのだと思います。
海自は、水上警察辺りに移転できないのでしょうか?
此処を埋め立てると、旧水上署跡地と併せざっと24,000坪程の土地を創出できます。ヨットハーバーなど合わせて整備すると良いと思うんですけどね。
中々これだけのロケーションは無いと思いますから。
此処に住宅も整備すると、HAT~Umieへの流れと、旧居留地を縦断し三宮駅や元町駅へとアクセスする流れが出来て町中もとても活性化すると思います。私はやはり定住者がいる親水エリアを整備して欲しいなぁ。
>”街並みの「壁」としての役割”
なるほど。
であれば、高速道路を隠すのはもっと低い建築物でも十分だと思うので、合同庁舎をもっと低くてデザイン性の高い建物、例えば中之島の中央公会堂や東京駅のような建築物に(さらに南北方向の道路から眺めた時の消失点にその建物のアイポイントがあるような建築物に)建て替えれば、圧迫感もなく他の建物との相性も良くていいのかもしれませんね。
さらに、皆さんがおっしゃるように浜手パイパスの下あたりまで埋め立てて、公園やカフェを設置して東西のベイエリアを繋ぐ役目と人を呼ぶ仕掛けをすればいいのかも。
(中之島 LOVE CENTRALに行った事がありますが、高架の下までくると高架である事がそれほど気になりませんでした。むしろ日差しや雨を防いでくれてそれはそれでいいのかもってカンジでした、あまりないシチュエーションで面白いし)
神戸線の引き直しは現実的でないので・・・・
現実的な案としては、防音壁の美化・透明化でしょう。
高架の高さが違うので、単純比較出来ないかもしれませんが、
二色の浜あたりの高架を参考にしてほしいです。
神戸線>http://goo.gl/maps/V0EII
二色浜>http://goo.gl/maps/dwhhh
透明にするだけでも、結構印象が変わります。