新長田

ジョイプラザは東急プラザ新長田へ -西友は7/27先行オープン-

tokyu01.jpg

大丸新長田店が閉店し、改装が進められていた新長田駅前の大型商業施設「ジョイプラザ」は東急不動産が運営を引き継ぐことに決定していましたが、この度、新施設名が「東急プラザ新長田」となることが発表されました。

東急プラザ新長田は西友を中核テナントとし、40の専門店が売場面積1万平方メートルに集積する商業施設となります。地下1階に西友が進出、地上1-2階が物販(アパレル、雑貨等)、飲食(カフェ等)の専門店街となります。

西友は7月27日に先行開業し、今秋までに施設の全てが全面開業する予定です。

大丸新長田店はどちらかと言えばエリアに住むシニア層をターゲットとしたフロア構成でしたが、新長田駅前は再開発ビルの建設によって若いファミリー世代の人口が急増しており、これらの若い購買層をターゲットとしたテナント構成を計画しているようです。

tokyu03.jpg

施設のコンセプトは

『“Lifestyle Community Park”
「東急プラザ 新長田」は、自然な暖かさとライフスタイルを演出する駅前の「ランドマーク」として、日常生活の消費ニーズに「ちょっとした上質感」をプラスできる場を提供します。』

施設概要

店舗面積: 10,305.54㎡
店舗構成: 地下1階 SEIYU 4,000㎡ 地上1-2階 専門店街

tokyu02.jpg

鉄人28号のある若松公園側のエントランスもリニューアルされるようです。

tokyu04.jpg

新長田は市主導の開発が手詰まりとなり、今は民間主導にバトンタッチして、残りの未開発街区には分譲マンションを中心とした再開発ビルが次々に建設されています。新たな活力を生む若い世代の街として、そのニーズと供給バランスをうまくコントロールした商業施設になれば良いですね。

ハーバーランドは百貨店が撤退したことで凝り固まった血流が流れ出し大きく変化を遂げました。新長田では大丸は街のシンボルであったものの、街に変化をもたらす存在ではもはやありませんでした。地域最大の商業施設として東急プラザが新長田に新風を吹き込むことで、周囲が大きく変わる可能性があります。



関連記事
新長田

(仮称)神戸市新長田駅南プロジェクト 「ファインレジデンス神戸新長田(ASMACI神戸新長田プロジェクト) 竣工に向けて外観現す

2022年10月29日
こべるん ~変化していく神戸~
新長田駅前再開発地区に残された最後の未開発用地の一つで建設工事が進められてきた(仮称)神戸市新長田駅南プロジェクトはミサワホームの「 …

POSTED COMMENT

  1. 夢想家 より:

    東急プラザなのになぜ、なにゆえ西友なの?と思いましたが、関西には東急ストアが無かったでしたっけ?
    東急グループもあべのキューズモールと同様に、ココエ尼崎、箕面マーケットパーク・ヴィゾラを全てキューズモールと名称変更して関西での浸透を図るようです。
    残念ながら、新長田はそこまでの規模ではないので、キューズモールの名は冠していませんが、関西でも「東急」と言う名に、なんとなく「阪急」的な良いイメージをダブらせる人も多いと思います。
    私鉄の多角経営の手法は阪急が作ったと言われておりますので、三宮駅再開発完了後には、もっと東京を含め東日本に攻勢をかけてもらいたいものですね。

  2. ながたるん より:

    世紀のアンマッチになるか はたまた街の歴史的新陳代謝を促すか 私には個人的利害も絡んで最大の興味事案です
    高齢者と低所得者層の街 あるいは地場産業におんぶに抱っこの商売しか出来ないと思われがちな新長田に革命的(今時そう感じられるのがそもそもなのですが)な出店です 期待値も込めて成功を祈ります しかも実は今までの新長田的商売がすでに現況にアンマッチなのではとさえ感じていた私には 個々の商売人が怖くて出来なかった領域に大資本で乗り込んでくれた事は喜ばしいですし 成功の兆しが見えた時点でそれを核とした集積を産んで行ければ 新長田は名実ともに西神戸副都心となれるのでは
    快速なぞ止めなくても ターミナル性と街自体の魅力を増せば 地区の求心力になってる例は全国に数多くあるのですから

  3. しん@こべるん より:

    夢想家さん

    確かに東急ストアが入ればと思います。西友も関西ではあまりメジャーな存在ではないですね。特に神戸はダイエーの存在が大きすぎたのもありますが。阪急も東京以外の私鉄グループとしては全国に最も進出している企業ではないかと思います。ただ東京ではあまり存在感はありませんね。

    ながたるんさん

    地元の方々にはかなり期待が高いのではないかと思います。現在も次々とマンションが増えている新長田は東急側にとっても魅力的に映ったのかもしれませんね。そして東急プラザによって新長田のブランド価値も上がるかもしれません。大丸は百貨店という制約によってこの立地を活かし切れていなかったのではないかと思います。

  4. 長田人 より:

    ジョイプラザのテコ入れを契機に、震災以降地元商店主の既得権によって造られ、もはや閑古鳥が鳴いているピフレやアスタも民間主導によってテコ入れを望みます。アスタにはしまむらやケーズデンキといった大手量販店が進出しているものの、周りの店がダメだから集客の目玉にもなっていません。震災前の賑わいをとりもどすには第二の再開発が必要かと思います。

  5. 須磨っ子 より:

    つい先日、新長田に行くと高層階の料理店「高くら」へつながるエレベーターフロアには既に新しいタイルが敷かれていました。ついでに駒ヶ林まで2階を歩いてみたのですが、地下通路も合わせて回遊性は抜群なんですよね。ただシャッター街そのもので活気はほとんどあるように思われませんでした。
    そこでふと考えたのがあのアクタ周辺を一事業者がモールのように運営してくれたらいいのにと思いました。あの施設を上手く生かせる仕組みが早く整備されることを期待します。

  6. しん@こべるん より:

    長田人さん、須磨っこさん

    まさにその通りですね。市主導の再開発はすでに破たんしており、再開発ビルの運営もノウハウのある民間企業へ委託するべきです。ハーバーのように再生が可能かもしれません。

長田人 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です