新長田駅南側再開発地区におけるラストピースである腕塚5丁目第3工区に建設中の兵庫県立総合衛生学院・新長田キャンパスプラザ。前回の鉄骨建方開始時の昨年10月以来、8ヶ月ぶりの取材となりました。
既に足場が撤去されて外観が現れている事に驚きました!建築資材の納期後退によって完成時期も遅れるという報道があったので、この段階に至るまでもう少し時間を要するものと思っていました。完成時期は今年10月を予定しているので、外観完成のタイミングとしては妥当かと思われます。
南面は垂直の無数のルーバーで全面を覆っています。5階には南から東面へと直線状に続く開口部が設けられています。
東面は殆ど開口がなく、一面壁になっていますが、唯一、前述の5階に横一文字と中央に1-5階まで及び6-9階までに位置をずらして、垂直にカーテンウォールをスリットのように入れています。
1階のエントランス周りの様子です。エントランスホールを設けるものと思われます。
どっしりとした重厚感がこれまでの新長田エリアには存在しなかった雰囲気です。
外構には植栽帯等が設けられるものと思われます。街中に緑の潤いを増やしたいですね。
北面はまだ足場に覆われていましたが、徐々に撤去が進む事でしょう。今後は内装と仕上げにし工事の軸足が移る事になります。
少し南側の新長田合同庁舎は新築ながらファサードに天然木材のルーバーを多用し、開口部も多く設けられた事で周辺との融合が図られました。新長田キャンパスプラザは少し異質な雰囲気を醸し出していますが、存在感は大きいです。
建物内に県立衛生学院の移転や兵庫県立大学のキャンパスが開校すると、1,000人の学生が新長田に通ってくる事になります。合同庁舎も1,000人の市・県職員が就業し、この界隈のみでも2,000人の昼間人口の増加が見込まれます。
アスタ新長田3番館には人気スーパーのロピアが出店し、界隈の人通りや車通りは増えていますが、大正筋商店街やビル内の空店舗区画に大幅な改善が見られているとは言えません。根本的な打開には店舗区画床の区分保有方式は諦めざるを得ないかと思います。
新長田・腕塚5丁目第3工区 兵庫県立総合衛生学院建替整備事業 新長田キャンパスプラザ 遂に外観現る!
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク