こべるん ~変化していく神戸~
市庁舎建て替え計画

神戸市庁舎2・3号館の再整備に関する進捗状況

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神戸市は老朽化する市庁舎2号館を高層複合庁舎に、3号館を中央区総合庁舎に建て替える計画です。2号館については基本構想を策定。1号館と同等の床面積5万平方メートルを基準として、神戸文化ホールの中ホール(700-900席)機能を低層部に有し、中層部は庁舎、高層部には集客機能を備えた複合ビルとする方針です。また3号館については中央区役所、勤労会館、葺合文化センター、生田文化会館の機能を集約した建物として計画されています。ここ最近、両計画について具体的な進捗がありました。

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まず3号館跡の新中央区総合庁舎ですが、建設工事設計業務の委託先設計事務所の募集及び選定にあたり、公募型簡易プロポーザルが実施されました。4者からの応募があった結果、日本設計関西支社が選定されました。

選定理由は以下として公表されています。

◇2号館・地下通路・4号館へのつながりがよく検討されており、また、4号館への車両アプローチも活かせる計画であり、全体的にもバランスの取れた提案である。

◇フラワーロードからの市民動線の理解や「緑のシティコア」による回遊性向上の提案は優れている。

◇地下1階柱頭免震の提案や整形な平面、スカイデッキの効用による日射負荷の軽減など、課題解決に対する提案は優れており、実現性は高いと考えられる。

◇既存建物の地下躯体を活用することで、工事費削減と大幅な工期短縮が提案されている。採光等に配慮した整形な平面計画を提案しており、フレキシビリティが確保されている。

◇グリッド状のフレームの壁面構成やスカイデッキによる水平線を活かしたデザインは、街並みにアクセントを加える可能性がある点が評価された。

バスターミナルビルの事業協力者選定と同様に提案内容を公表して欲しいですね。

本年度に基本設計を終え、来年度に実施設計と既存建物の解体を開始。20年度に新総合庁舎の建設を開始し、21年度に完成を目指します。この新庁舎が竣工して、中央区役所と勤労会館の機能がこちらに移転すると、ようやく雲井通5丁目のバスターミナルI期ビル建設の為に既存建物の解体が開始できます。

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続いて2号館ですが、再整備基本計画策定支援等業務の事業者募集が行われました。また同時に2号館解体及びEC建て替え基本計画策定委託業務についても公募が実施されています。

前者については、4者のコンペとなり、最終的に日本総合研究所大阪本社が最優秀得点を獲得。 企画提案会において、提出された企画提案書を元に審査が行われました。企画書には具体的な新庁舎の概要が示されているのでしょうか。どんな魅力的な企画書・提案書だったのか、非常に気になるところでが、こちらも残念ながら内容は現時点では非公開です。また後者については未だに何も発表がなく、選定が行われたのかどうかも分かりません。

日本総研は、グローバルな大企業から行政・公共機関に至るあらゆる組織に対し、政策提言、インキュベーション、そして戦略の立案から実現までのサービスを提供する企業です。2号館の立地を活用して、国際会館前交差点で途切れてしまう人の流れを南下させて施設内に引っ張り込み、更にはポンプ機能を働かせて更に南の東遊園地、旧居留地の東側やウォーターフロント地区へと流れを押し出す役割を果たす最重要拠点として再整備されなければなりません。また既存の1号館と新中央区総合庁舎とも連携します。

兵庫県庁舎も現1・2号館跡に新しい複合施設整備の再開発が構想されています。市庁舎2号館は中層部に行政オフィス機能を備えさせる事は必須ではありますが、一体、どちらがより魅力的な施設を実現させる事ができるのか。市と県の手腕が試されます。2号館の建て替えは25年度以降の完成を目指します。



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