海岸通と京町筋の交差点西角にあった駐車場跡地でダイワハウス工業の設計・施工で建設されてきた海岸通 旧居留地計画が竣工しました。JR住吉駅近くにある現・神戸ポルシェセンターを運営元の株式会社ベルクがこの新築建物に移転します。
地上5階建て 延床面積 延床面積3,175.27平方メートル 高さ27.20mの自動車販売ショールーム・事務所・整備場を用途とする建物です。
南面のファサードです。この面のみアクセントとして一部のパネルがアルミカーテンウォールになっています。
アールを描いたコーナー部。PORCHEの赤ロゴがよく映えます。立て看板はまだ防護シートを被っています。
東面です。驚いた事に写真では分かり辛いですが、この面の低層部も非常に緩やかな角度でアールを描いています。
最終形を見て率直に思った感想は格好良い建物になったという事です。本当に最初の落書きのようなパースが出た際はどうなる事やらと心配しましたが、最終的には杞憂に終わりました。パースのクオリティが低かったというのもありますが、低層部のデザインの修正が入った事が1番大きな要因かと思います。本国のポルシェも自社のブランドイメージの維持があるので、そうやすやすとおかしなデザインの店舗ビルを承認するような事はしないかと思います。
旧居留地に現代的な建物の出現は時折、物議を醸し出しますが、明石町筋のMIUMIUや今回のポルシェセンター等、近代建築の中にこうした現代建築が出現してもなかなか調和は取れるものだと思いました。ただセットバックした高層部の倉庫のような外装仕上げだけはNGです。もっと外装材と窓にお金を掛けるべきだったと思います。次回は最終回としてポルシェが並んでオープンした同ビルの様子をお伝えしてこのプロジェクトから卒業しようと思います。
ポルシェセンター神戸新築工事 海岸通 旧居留地計画 竣工!
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神戸にポルシェ。つながりがあるのかどうかわかりませんが、街の雰囲気、ブランドに合っていて外れた感じもなくいいですね。今は建物ができただけ。ポルシェの車が入るとまた違ってみえるんだろうな。
ポルシェが並んだらまたレポートしますね!
このようなショールームは展示する商品も景観の一部になりますから質の良い商品がされる事で街並みも良くなりますね。
ショールームは表に力を入れるのは解りますが、デビスから見ると安っぽいですね。それに見慣れるとやはり上階の形状と色は気になりますね。
このビルが建ちチャータードビルの吹付面(東面)が隠れたのは良かったですね。ただチャータードビルは以前より管理状態が悪くなったような気がするのですが気のせいでしょうか?
チャータードビルは確かに放置されている感があります。ホテルへのコンバージョンが頓挫して以来、一体どうしたのでしょうね?ポルシェセンターも同じ所有者だったかと思いますが。