海岸通と京町筋交差点西角地で計画されていた「海岸通・旧居留地計画」が本格的に着工しました。ポルシェの正規ディーラーである株式会社ベルクが事業主で、大和ハウス工業が設計と施工を手掛ける自動車販売店ビルを建設します。
プロジェクト名は「(仮称)ポルシェセンター神戸 新築工事」。地上5階建て 延床面積3,175.27平方メートル 高さ27.20m 鉄骨造のビルが建設されます。ベルク社は現在、東灘区・JR住吉駅近くに神戸ポルシェセンターを営業していますが、この新築建物の完成を機に、同センターを都心地区に移転します。
景観審議会にて計画されている建物のデザインや色調等に物言いがつきました。その後、11月17日には協議が成立し、クリスマスの着工となりました。当初の計画から建築面積、延床面積、建物の高さが若干、変更になっています。デザインの修正によってこれらのスペックが変わったのかどうかは定かではありません。
ベールを脱ぐまで最終形は分らないまま着工に至ったと言えます。現場には掘削機が入り、場所打ちコンクリート杭の建て込みが始まりました。7月末の竣工・8月の開業予定です。是非ともこの立地に馴染む建物が完成して欲しいですね。ちなみに隣接するチャータードビルのホテルへのコンバージョンプロジェクトが計画されていましたが、結局、頓挫してしまったのでしょうか。近代建築を活用して神戸らしい新ホテルの誕生かと期待していましたので、残念です。
(仮称)ポルシェセンター神戸 新築工事 海岸通・旧居留地計画
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あの計画されていた陰気臭い建物だけは何とかして欲しいです。
それはそうと、神戸市が
神戸三宮「えきまち空間」基本計画(案)に関する市民意見募集について
http://www.city.kobe.lg.jp/information/project/urban/kobetoshin/ekimachi-ikenbosyu.html
と性懲りもなく意見募集しています。
過去に1年間以上費やして会議やら意見募集して出た結果が今の計画だったんじゃなかったんですかねえ・・
どうせ募集したところで、何ら計画に盛り込む事は無いのは過去の例からも明らかです。
こうやってまた無駄な時間が費やされるわけで、
スピード感を持って計画するんじゃなかったですかねえ・・
kingiさん
神戸市には、神戸株式会社として都市計画を牽引するのではなく黒子に徹し裏方として企業の投資しやすい環境を整えて欲しいと思います。
震災以降、神戸市が主導した駅前等の再開発はみんな似通った色・形状・構成のハコばかりで面白みもなくパッとしません。
昨日発表された、大阪御堂筋のマリオットグループのWホテル…実に羨ましいですね。”ニューヨーク5番街”みたいな街へとは仕掛け人のセキスイ社長の言葉ですが、セントレジデンスホテルに続き御堂筋で2棟目です。一流ブランドの店舗や立ち並ぶさまはカッコいいですね。ご承知のように御堂筋沿線の高さ規制の撤廃により実現したものです。
沿線ビルの規模と言いホテルの質と言い、神戸旧居留地を凌駕していきます。
神戸市も有識者も地元の協議会には、”神戸らしさ”にとらわれ過ぎず。かつて神戸市に溢れかえっていたダイナミズムと進取の気性を思い出して欲しいものです。