トアロードと中央幹線の東側角地に建設中の三宮ゼロゲート。パルコの運営する小規模商業施設で今秋の開業を予定しています。既存建物の解体と新築建物の基礎工事が完了し、鉄骨建方が開始されていましたが、その作業も終わって外壁と内部躯体に工事の軸足が移っています。
建物の骨格完全体が姿を現しました。以前の神戸メディテラスよりもボリューム感のある建物です。
視認できるエリアは全てアルミカーテンウォールが取り付けられてガラスの箱となります。ガラスの商業施設は周囲に対して昼夜を問わず、物理兼視覚的な賑わいを演出するエンジンになります。
近年、トアロードから明石町筋へと南北に続くこの直線道及びその周辺ほど、新規商業施設の開業や既存施設のリニューアルが行われた通りは無いのではないかと思います。
色々な方からのご指摘がありましたが、真新しい三宮ゼロゲートの隣には巨大な恐竜のように横たわる老朽化著しいさんセンタープラザが目立ちます。周囲の建物が建て替わって新しくなる程、そのギャップがより明確となる為、更に目立ちます。かと言って中途半端に外壁を塗り直しても根本的な老朽感の解決には至らず、やはり建て替えない限りは問題の克服はできません。
これまでかつてない程、新規ホテルの建設が進み、新たなオフィスビルの建設計画やついに動き出した神戸阪急ビル建て替え、そしてゼロゲートのような新規商業施設の開業等、都心の再開発が活発化しているのにも関わらず、なぜか落胆と失望に近い感覚が漂うのはなぜでしょう。JRの駅ビル概要の発表は立ち遅れ、阪急阪神もそごう神戸店を継承したものの未だ屋号の変更や建て替えに関する具体的な検討の声は聞こえてこない中で梅田の阪急村の再開発に投資を集中する事が明らかになりました。
大型再開発は市の進めようとしているバスターミナルビルや市庁舎建て替え等、行政主導に偏り、民間再開発がこれに続いてこない事が盛り上がりを欠く要因かと思います。まずはいち早くJRの駅ビル開発の発表によって現在のモヤモヤ感を払しょくする事が先決かと思います。
三宮ゼロゲート(仮称)新築工事
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