旭通4丁目地区再開発

シティタワー神戸三宮 -旭通4丁目地区再開発事業-

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県内、そして神戸市内で最高層となる地上54階、高さ190mの超高層タワーレジデンスとなる「シティタワー神戸三宮」。旭通4丁目再開発事業のメイン施設の建設状況です。地下階と基礎工事を終えた超高層住宅棟はすでに5階-6階の躯体工事に着手しています。正直、躯体工事が始まると驚くべき速さで成長している気がします。

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前回、このプロジェクトを取り上げたのが5月半ば。約1ヶ月前ですが、当時は1階部分の躯体工事中でした。つまり1ヶ月で5階分の工事を終えたことになります。負担の大きい低層階には高強度コンクリートを採用したり、制震システムの設置等が加わり、工期も中高層階より長く掛かる傾向があります。今回、この超高層建築の建設を手掛ける大林組は鉄筋コンクリート造のタワーマンション建設において、1フロアを2.5日という超短工期を実現したそうです。これはプレキャスト工法と呼ばれる建築技術によって成し得たのですが、柱や梁等を工場にて製作し、現場で組み立てることで、これまでの工期から70%の短縮に成功したそうです。シティタワー神戸三宮でも、もちろんこの工法が採用されています。

仮に同じスピードで今後、建設が進んでいくと5営業日で2階のペースとなります。工程表を見ると、工事は日曜日のみ休止しているので、1週間に6営業日。1ヶ月25営業日と試算すると、ひと月10階ということになりますので、54階に達するのは半年後!?まあこれは最速工法が採用された場合ですので、これ程早くはないとしても来春には上棟している可能性は十分にあるということですね。

関電ビルの最上部でさえ170m。その高さを20mも上回るという神戸では前代未聞の高さになる為、完成後の景観がどのようになるのか楽しみでなりません。

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商業施設棟も北側を中心に商業フロアの躯体工事完了が近付いています。南側の躯体工事が追いつくと、これからはセットバックしたホテル階の建設が進んでいくことになります。北側にはすでに外装材の取り付けが行われていることが、防護ネットの隙間から分かります。

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ひと足早く竣工した駐車場棟。すでに仮囲いの壁も取り払われており、植栽や周囲の舗装工事も完了しています。どうやら月極及び時間貸パーキングとして先行開業する可能性が高いです。

気になるのが周囲に張り巡らされている電線。この大規模再開発をきっかけに周辺エリアにおける電柱の地中化をぜひとも進めて欲しいと思います。これによって周囲の雰囲気は一変し、新風を吹き込むことになるかもしれません。

今週末にはいよいよ同物件のモデルルームがオープンを控えています。



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