新神戸・北野

PEANUTS HOTEL (ピーナッツホテル)

snoopy00.jpg

TOOTH TOOTHやこなな等のカフェを全国展開する神戸発祥企業のポトマックがスヌーピーをテーマとしたホテルを計画している事はすでにお伝えしていますが、その開業地は未だ同社からは公式に発表されていません。私の予想は一時、ホテルへのコンバージョンが計画されていた旧居留地のチャータードビルでしたが、その予想は外れてしまいました。読者の方から開業場所は北野坂との情報を頂いたので現地取材してきました。

snoopy02.jpg

計画されているホテルはこれまで通り新築建物ではなく、既存建物のコンバージョンという路線が正しいと仮定した場合、北野坂の入り口にあり山手幹線からも見える改装中の建物を発見。

snoopy01.jpg

この建物は中山手通1丁目の山手第一ビルです。2階にはミシュランで星を獲得したフレンチレストラン「スポンテニアス」が営業していますが、このレストランもポトマック傘下のようです。1階にもイタリアンバールのレストランがありますが、ホテルの開業後には1階にPESNUTS CAFEがオープンする予定なので、もしこの建物が当該ホテルなのであれば、近日中に閉店か移転となるものと思われます。

snoopy03.jpg

1階のお店はまだ営業しているようです。

snoopy04.jpg

建物は6階建てですが、ホテルは3-6階の4フロアに開業するものと思われます。18室なので各階に4-5室でしょうか。養生ネットの裏にうっすらと窓枠のようなフレームが見えます。恐らくこの建物をホテルへコンバージョンしていると考えて良いのだと思うのですが、少し迷わせる要素が無くもありません。

snoopy05.jpg

この建物のすぐ20m北側で建物が解体されて更地となっており、敷地内には掘削機が入っていました。ホテルは今夏開業予定なので18室と言えども流石に4ヶ月の工期で新築ホテルが完成するとは考え難いです。よって山手第一ビルが本命です。小粒ですが完成の楽しみなプロジェクトと言えます。ケーニヒスクローネに続き、飲食系の企業がホテル運営に進出する新たな例が出てきました。独自の特色を活かしたホテル経営が期待できそうです。元祖は神戸風月堂がホテルゴーフルをポートアイランドで開業した例がありましたが、こちらは撤退しました。神戸や阪神間発祥の優良スイーツ企業はまだ数多くあります。モロゾフ、アンテノールを経営するエーデルワイス、アンリ・シャルパンティエ等にも神戸の都心でスイーツホテルの経営に乗り出してくれたらと期待しています。



関連記事

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です