なかなか観光客や住民でないと足の向かない北野坂ではありますが、いつの間にやら大きな変化が訪れようとしています。
北野坂の最北角地に計画されている低層分譲マンションが(仮称)シエリア神戸北野坂です。関電不動産開発がデベロッパーです。地上4階 地下1階 延床面積4,083.19平方メートル 住戸数25戸の高級マンションとなります。
まさに北野異人館街の玄関口にあたる場所に建設されています。北野坂に面して洒落たフレンチレストランでも入ると良かったのですが、住宅のみの建物となります。ただ落ち着いて重厚感のあるデザインが採用されており、周囲との統一感が図られます。低層の建物且つ延床面積も5,000平方メートル未満なので、神戸市の消防条例に縛られない比較的自由なデザイン設計が可能です。
設計を担当するのはデザイン力に定評のある浅井謙建築設計事務所。同設計事務所が手掛けた作品は完成した姿を見るのが楽しみなプロジェクトばかりです。最近でも神戸ポートオアシスやサンシティタワー神戸の設計を担当しました。
敷地は西側の北野通沿いに面してかなり大きく広がっています。
北野異人館街を訪れるのはほとんど日本人観光客のみです。北野は街としてはとても落ち着いていて、どこかハイカラ感が常に漂う神戸らしい街の代表ではないかと思います。ハイカラと言えば昔は元町商店街でしたが、その良さを北野が引き継いでいる気がします。異人館だけでない北野の良さ、そしてその良さをうまく活用した開発、そしてその良さの発信がうまく噛み合うと国内外から人を呼び寄せられる街になるのにと、訪れる度に想いが募ります。
(仮称)シエリア神戸北野坂 新築工事
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え?北野いくと中国人だらけなんですけど最近は。
ほんとに。最近中国人だらけです。
この関電不動団のマンションは、この北野町の雰囲気に合っていて好ましいデザインでホッとしています。
高層ビル好きの方に申し訳ないですが(わたしも高層ビルシンパですが)、北野町や山本通りは低層で洋館風の建物の街並み造りをさらに進めて欲しいです。看板建築でもいいので既存のビルも建て替えや修繕時には洋館風にお願いしたいです。ここはかつての欧米系に替わり華僑(台湾系)や中東インド系の人が多いので逆に意外と保守的ではありません。条件あえば簡単に建て替えが起こっています。点在する異人館は外国人の方にとってはあまり興味のない風景なのかもしれませんね。
国内向け観光地としての歴史があるので日本人観光客には飽きられ傾向ですが、台湾華僑や韓国系観光客は最近多いです。
第2種中高層住居専用地域に指定されているので、2階建て以下なら色々な商業用途の建物が建てられるのですが、住宅地であるため規制も多く、多くの異人館は木造建築であるため建築基準法的にも保存が難しく、耐火装備など今回神戸市の方で規制緩和を進めています。
公園ばかりでなく、ミニシアターやミニホールなどの設置、公衆トイレの充実や、希望ですが南京町のように食べ歩きできる、みやげ物屋だけでない中規模飲食ショッピングモールなども作ってほしいですね。
いずれにせよ観光客はやっぱり異人館の中でリラックスしたい思いがあるでしょうから、できれば入館料の一括料金制(全館入場一律1,000円とか)にして巡りやすくする工夫が必要かと思います。
たまたま私が北野を訪れた時間帯には中国人観光客があまりいなかったからなのかもしれません。少なくとも神戸にもインバウンド需要を受け入れる観光スポットがあるという事を認識出来たことはプラスですね。
「最近は中国人だらけ」の最近がいつか知りませんが、市の統計では
特に観光客は増加していなかったのでは?
だとすると、日本人観光客が中国人観光客に「入れ替わった」のかもしれません。
何故入れ替わったのか、考える必要もあるでしょう。
関係ありませんが、「最近なんばに行かなくなった、もう行かないだろう」
という人が身近に結構居ます。
中国も含めアジア系の観光客が今の大阪、京都の活況を支えています 少子化に歯止めがかからない日本で既に介護や小売り業界では海外からの人材に頼らざる得ない状況です 北野坂やウオーターフロントの今後の展開は外国人観光客にかかっています