旧居留地・明石町筋の泰和ビル跡地に建設されたMIUMIU神戸の新店舗ビル。地上3階 延床面積は962.95平方メートルの建物で昨冬から建設工事がスタートしました。
これまでMIUMIU神戸店は京町筋のホテルヴィアマーレの1階で営業していましたが、8月5日にようやくこの新店舗ビルに移転オープン。売場面積は約200平方メートル。
小さな商業ビルですが、竹中工務店が施行。サトウファシリティーズコンサルタンツが設計した外観デザインはファサードにMIUMIUのアイコンであるダマスク織を表現。これは2011年に開業した国内最大の旗艦店である銀座店で採り入れられたデザインです。
頂部の庇のようにせり出した部分にはLEDライトが埋め込まれており、夜間には建物を上から下に照らし出す照明演出が行われます。
周囲の建物と高さを揃えて街の連続性を生み出しています。デザイン発表当初は景観デザイン協議にて委員から厳しい意見にさらされたようですが、いざ完成してみると、奇抜ながらも風景に馴染んで写真映えします。
再度、夜景の様子もお伝えしたいと思います。MIUMIUが移転したヴィアマーレ跡には次のテナントが決まっているでしょうか。
さて移転オープンしたMIUMIU神戸店から南へ100m程下ると、神戸商船三井ビルがあります。この1-2階に営業しているセレクトショップ「フレッドシーガル」。大丸神戸店が旧居留地を夜も楽しめる街への転換をテーマとして誘致し、2階にはカリフォルニアワインや肉料理を楽しめる「THE CELLER AT FRED SEGAL」の開業して話題を集めました。
しかし開業から僅か4ヶ月で閉店。この裏にはブランドを運営する事業会社の売却問題が勃発していたのです。
運営権は別会社が買い取る形で決着。これまた昨年に開業したばかりの最大旗艦店の横浜店は今月末で閉店します。1号店の代官山店と大丸の後ろ盾のある神戸店は継承を模索しているとの事。何ともお粗末な海外ブランド日本進出劇であり、大丸もその巻き添えを食った形です。何とも歯切れの悪い感が否めませんが、大丸にはこれにめげずに、旧居留地を夜も楽しめる落ち着いた大人のグルメタウンへの進化の試みに挑戦し続けて欲しいと思います。
MIU MIU KOBEが移転開業
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フレッドシーガルにはオープンしてしばらくしてから伺いました。第一印象としては商品が少なすぎると思いました。広い店内をもてあまし気味でしたね。おしゃれな展示といえばそれまでですが、もう少し量感がほしいところです。まあ値段もそれなりに高いですし、お客さんもまばらでした。
2Fのレストランにも行きました。カフェタイムでしたが、チョコレートケーキはおいしかったですよ。雰囲気はホテルのラウンジのようで居心地は良かったです。ただ、ディナータイムの骨付きステーキが単品で9,800円ぐらいしてました。それならステーキハウスに行ったほうがいいかなと思いましたね。昔、ロサンゼルスの店に行った事が有りますが、建物も内装ももっとカジュアルな感じでした。神戸の店は建物が立派過ぎてちょっと敷居が高いかも知れませんね。折角神戸にできたのですから、品揃え価格帯を再検討して、若い人がもう少し気軽に来店できるように工夫してほしいところです。
miumiu 集客を競うブランドではないでしょうが、お客さん入ってないですねですね。上階に居るのかなぁ?
明石町筋は良い通りなんですが、少し南へ行くと人の流れがなくなりますね。
カリフォルニアの自由で明るくカジュアルな雰囲気は大切にして欲しいですね。事業者変更でその辺りの改善を期待したいです。
お店はかなりあるのになんで人通りが途切れるのでしょうね?
旧居留地も勢いが無くなってきたよね。
ジーニアスギャラリーもthe45thビルもほとんど空ビル。
不景気でなくてアパレル業界がかなり縮小してるみたい。
ファストファッションの台頭で既存のアパレル企業は軒並み赤字とリストラに悩まされ続けています。アパレルもインバウンドの恩恵を受ける取り組みを始めるべきかな。