神戸三宮阪急ビル

神戸阪急ビル東館解体工事と神戸阪急ビル増築工事

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7月4日に神戸阪急ビルが着工された事を当ブログで報じてからもう少しで2ヵ月が経過しようとしています。何とも月日の経つのは早いものですね。

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既存ビルの解体工事及び新築ビルの建設工事は二段階に分けられて進められていく事が公式に発表されましたが、現在はフェーズ1として、既存ビルの東側解体を完了し、新築ビルの低層部東側の建設が始まっています。と言っても、地上29階 地下3階 高さ120mの超高層複合ビルで、尚且つ営業中の鉄道高架や地下鉄駅に隣接した現場での工事です。基礎工事だけでも相当な時間を要する難工事が慎重に進行中です。

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朗報として今回の「神戸阪急ビル東館建替及び西館リニューアル計画」が、都市再生特別措置法第 20 条第1項の規定に基づき、国土交通省によって民間都市再生事業計画に認定されました。計画の認定を受けた民間事業者に対しては、都市再生特別措置法に基づく特例(金融支援等)、租税特別措置法・地方税法に基づく税制上の支援措置等が設けられています。

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仮囲いの中では三点式パイルドライバとクローラークレーンが入れ替わり立ち替わりで所狭しと動き回って作業を進めています。H形鋼が並べられているのが確認できます。これらの鉄骨は建物を構築する部材ではなく、地下躯体の工事を進める為に山留壁を構築する芯材として使われるものです。鉄骨の柱と柱の間は、セメントミルク柱列が連続して壁(SMW)を構築し、土や水が崩れないように留めます。

これまでの工事は既成杭の建て込みが行われていたものと思われますが、山留壁の構築が始まったという事は少なくとも東側部分について杭工事が完了した事を意味しています。いよいよ地下躯体の工事が始まるので、仮囲いの中の進捗がこれまで以上に気になり始めます。

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締めはいつもの高架下横断歩道から眺めた現場です。駅前大規模再開発感がぷんぷんするこの景色が好きです。2-3年後には駅前のそこらかしこにこの風景が広がっているはずです。



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