旧居留地

新・ファミリア神戸本店へ改修中のデビスビル現況

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9月8日にオープンが予定されている新・ファミリア神戸本店は旧居留地の大丸別館であるデビスビル1-2階に開業します。旧ジーニアスギャラリーとして長年親しまれていた商業施設は改修の真っ最中ですが、外観のリニューアル工事もかなり大詰めを迎えています。

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ブルーだった格子状のフレームは全て黒に再塗装されました。

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エントランス周りにはアプローチのアクセントとして白亜の新たなフレームが構築されました。地元のオーガニック食材を提供するカフェはファミリアのマスコットであるシロクマに因んで「WHITE BEAR CAFE」と命名されて1階はエントランス左側に開店するようです。

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まだシンボリックな大階段を含む内部の様子は伺いしれませんが、開店まで3週間余りですので内装もほぼ完成しているのではないかと思います。

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オープン後は大丸とファミリア間の回遊も生まれるのではないかと思われ、周囲の賑わいに大きく貢献する出店になる事は間違いないでしょう。Jフロントリテイリングのアーバンドミナント戦略は旧居留地に面的な展開を基軸に進められています。これまでの高級ブランド店の路面店誘致から、カフェや子供服ブランド等、幅広い業種のテナントの誘致によって集客性を高めます。

アップルストアがパルコの運営する京都ゼロゲートへの進出が明らかになりましたが、パルコもJフロント傘下にある為、アップルストアの誘致もJフロントの戦略とアップルの思惑が合致した結果かもしれません。三宮ゼロゲートへのアップルストア出店は実現しませんでしたが、Jフロントによる今後の旧居留地周辺の再開発の中でアーバンドミナント戦略の一環としてのアップルストア誘致の可能性も出てくるのではないかと期待しています。



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POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

    旧居留地はアーバンドミナント戦略により街の質を高めた事は確かだと思います。他の大都市中心市街地ではあまり見られない綺麗な街並みをうまく利用した画期的なプロジェクトだったと思います。そして今、Jフロントは京都・大阪・東京でも同戦略を展開中です。でも私は、このビジネスモデルもやや古くなったと思います。何故なら顧客を呼び込むには他地域には無いオンリーワンでなければならないからだと思います。この戦略は神戸市行政や地域にも深く影響を与えているとおもいますが居留地の現状はどうでしょう?大丸 神戸店周辺を除くと昼間でも人影はまばらです。各店舗には殆ど人が入っていません。高級店を誘致し綺麗な街並みを形成してきましたが街に勢いを感じる事ができません。それを物語るかのように最近では旧居留地内の1階路面店にも空きが目立ちます。夜は何もありません。私には旧居留地が事業主を選び顧客を選ぶ排他的なエリアに思えてなりません。このエリアで思い切り遊べる人がどれくらいいるんでしょう?リピーターがどれほどいるんでしょうか?
    いまこのエリアに必要なのは、業種を問わず新しいエネルギッシュな面白いできれば神戸発の複数の店じゃないでしょうか?
    尤もそうした店が出てくるには、人が少ないのに賃料設定が高すぎますけど。
    盆に京都の寺巡りをして改めて思ったことが一つ、人で溢れ返る嵐山のど真ん中の駐車場ですら1日最大900円~1000円、寺社などは朝5:00から境内解放、駐車場無料のところも多々あります。最近の旧居留地の祝祭日の相場は1500~2500円終日ですから気軽に散策という街じゃないですね。ここに限らず、PIのしおさい公園は駐車場が無い無いけど駐車違反の取り締まりが厳しい。アジュール舞子も須磨海岸も駐車料金要。ビーナスは駐車料は無料ですか?未だに2輪排除でしょうか?大阪や京都より集客力が格段に劣るのに割高な賃料と駐車料金…何か変ですね。
    出店を阻む高い賃料、集客を阻む駐車場事情…この辺の対策も考えないとね。

    追伸、今市立博物館がリニューアルの為に休館中ですが早く再開して欲しいですね。

  2. しん@こべるん より:

    旧居留地は高級ブランドを集めるだけでは通用しなくなりましたね。今の魅力を保ちつつ、もっと多種多様な商業地としての発展を促して欲しいです。大丸の再開発がキッカケになるのではないかと思います。もっと飲食店も増やさないと街の集客力は上がりませんね。

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