今日の記事は神戸市が公表した今年度の公共工事発注情報において注目に値する都心再整備のプロジェクトについて取り上げたいと思います。主に道路改良工事が中心となりますが、いよいよ三宮クロススクエアに関連したプロジェクトも進められる予定で、都心再整備の変化がより顕著になっていくでしょう。
三宮クロススクエア(センター街東口周辺)舗装美装化等工事 ・ライトアップ工事
施工期間: 約11ヵ月
三宮センター街前周辺のフラワーロードの舗装を刷新し、既に整備の進む三宮北エリアとのデザインの共通化を図っていくと共に、照明設備も更新して、夜間景観の洗練性を高めていく事になります。
きらら広場再整備工事
施工期間: 約10ヵ月
西元町駅前に広がるまちなか拠点のきらら広場の再整備を進めます。現状はあまり利活用されておらず、より快適な滞留空間としてリニューアルが図られる模様です。
三宮クロススクエア(神戸阪急北側・西側)歩行者空間整備工事
施工期間: 約16ヵ月
神戸阪急の北側・中央幹線から三宮クロススクエアの整備に向けた歩行者空間の形成が進められる予定です。現在、建設中のJR駅ビルの向かい側にあたる歩行者空間を先行して仕上げます。
税関線(磯上エリア側)歩行者空間整備工事
施工期間: 約16ヵ月
三宮クロススクエアに接続するフラワーロードの東側歩道の再整備が進められます。現状もインターロッキング舗装が施されていますが、どうように刷新されるのでしょうか。
中突堤中央ビル北館とりこわし工事
施工期間: 約15ヵ月
既に解体撤去された南館に続き、遂に北館も解体が開始されます。解体完了は2027年以降となります。その後の再開発が今後の話題となりますが、公募プロポーザルで民間事業者からどのような提案が出されるのか。客足好調なポートタワーとの連携にも注目です。
新バスターミナルビル周辺デッキ建築その他工事
施工期間: 約24ヵ月
既に着工済の新バスターミナル周辺デッキですが、橋梁工事に加えて、橋上の屋根や高欄等の構造物についての工事事業者も募ります。基本的には現在の各再開発ビル施工者が受注するでしょう。
市役所本庁前地下通路リニューアル事業
施工期間: 約30ヵ月
市役所本庁舎2号館の再開発に伴い、地下通路のリニューアルも先行して進められる事になります。その内容は新2号館と地下通路の接続地下広場の躯体構築という事で、着工が遅れている新2号館の建設着手が近い事を仄めかしています。
神戸空港キャノピー延伸工事
施工期間: 約8ヵ月
神戸空港の第1ターミナル、第2ターミナル間の歩道にキャノピーを整備し、2ターミナル間の移動時の利便性を向上します。第2ターミナル稼働前に歩行者デッキの建設案もありましたが、当面はキャノピーで凌ぐようです。
東遊園地管理棟改修工事
施工期間: 約18ヵ月
東遊園地の南側園地はこども本の森の西側にある管理棟を改修して、集客拠点として活用する模様です。
三宮駅南側一帯は大規模再開発工事が進行していますが、今年度はこれらに輪をかけて前述の工事が開始されます。