神戸三宮阪急ビル

神戸阪急ビル東館のオフィス部分はどう建てる?

阪急

これから解体が本格化し来春からいよいよ建て替え工事が開始される神戸阪急ビル東館ですが、完成予想パースが公開されてからずっと気になる事が一つあります。それは地上4-15階に整備される予定のオフィスフロアで南側に出っ張っている部分をどう建設するのかという事です。オフィスとホテルフロアのコア部分は旧東館をモチーフとした低層部に乗る形で直方体状に建設されるようですが、矢印の部分はセットバックしており、旧東館状の低層部からは独立しているように見えます。

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上空から現神戸阪急ビル東館の敷地を見ると、南に向かって窄まる三角形です。そもそもこの敷地にどうやって直方体状のコア部分や南側に出っ張った部分を建設するのでしょうか。

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地上から見た現東館と神戸三宮駅の様子です。北側に引き込み線とホームがあるので東館の敷地はえぐられる形になっています。どこまでが新東館への建て替え対象なのかも想像がつきにくいですね。

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阪急は旧東館のように線路上空にビルを建てることはないとしていましたが、以前のようにビルから列車が出てくるような形にはならないものの、駅舎の一部には被るようビルが建設される可能性はあるのでしょうか。超高層となるコアの部分は現ビル敷地に収まり、セットバックした増床部のような部分は駅舎上空に建設されるのでしょうか。現在、阪急は駅高架橋改良工事を昨年から進めています。これは耐震化や今回の増床部建設に耐えうるよう駅舎の改良を実施しているのでしょうか。

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阪急から公表された断面図です。これを見る限り駅舎の上に建物が立っているようには見えません。引き込み線を廃止してその部分を駅ビルの敷地に充てるのかとも考えましたが、ビル建設地は駅舎の東端であり、引き込み線を廃止してもそのほんの一部のみが新ビルの敷地に組み込まれるだけで残りの大部分は未利用の状態になってしまいます。

さてこうした事をああでもないこうでもないと考えるのも再開発に向けての醍醐味でありひとつの楽しみでもあります。

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3年後位には交通センタービルの後ろにすでに鉄骨建て方の始まった新神戸阪急ビル東館が聳えているのではないかと想像すると胸躍りますね。三宮駅前交差点から新ビルを見上げるのが楽しみです。



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POSTED COMMENT

  1. 黒霧 より:

    おはようございます 完成が楽しみです 一番最後の写真側から見ると交通センタービル センター街入口の両サイドも早期の再開発期待しています

  2. nobkun より:

    神戸阪急ビル東館オフィス部分の建て方も気になるけれど、前の記事では三宮駅は上下2線で今より1線少なくなるのですよね。三宮駅までの電車は無くなるのですか。全部新開地まで行くのでしょうか。それとも地下鉄との乗り入れを考えて、新開地よりも西側で、例えば上沢駅あたりで合流して西神中央まで乗り入れるために三宮駅は2線のみの通過駅と同じになっているのでしょうか。それの方が私は気になります。

  3. 匿名 より:

    2線になるっていうのは公式でも発表されてないですし、阪急側も三宮で乗り入れを望んでいるので駅機能自体はそのままだとおもいますよ。

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