神戸市は雲井通5・6丁目で計画しているバスターミナルツインビルについて、いよいよ今月に本格なビル建設工事に着手予定のI期ビルに続き、雲井通6丁目のII期ビルについても雲井通6丁目北地区市街地再開発準備組合が設立された事を発表しました。
6丁目街区は、三宮OPA2の入るサンシティを主体としています。解体されたサンパル同様に再開発ビルとして1991年に竣工。ダイエーが誘致した仏百貨店のプランタン三宮を中核とした商業施設として開業しましたが、震災後にはダイエー三宮駅前店に転換され、ダイエーの経営破綻と共にイオン傘下に入った後、現在のOPAに至りました。
サンパル等のあった雲井通5丁目の建物と比較すると、まだ築32年程と比較的築浅の建物ではありますが、5•6丁目に跨って計画されるバスターミナルとツインタワー化が最終完成形とされている為、再々開発が進行する事になります。
本来であれば、サンシティの南側に立つホテル2棟もこの再開発に参画する事ができれば、より完成度の高められたプロジェクトになりますが、ホテルの立つ敷地はIII期として捉えられている時期もあり、II期の更に先となる今後の展開はまだ不透明です。
I期ビルでは5バースのみに留まるバスターミナルもII期ビルの完成により12バースへと拡大され、関西最大級のバスターミナルが誕生する事になります。
今月より再開発を進めるにあたって事業協力者の公募・選定の手続きを開始し、冬までにはこれを決定するとしています。
II期計画では、バスターミナルの他に公共施設として、市役所2号館跡地の複合ビルに当初入れる予定だった中ホールを、こちらのビルに整備する計画に変更し、大中のホールが同施設内に集約される形へと落ち着きました。
ただビルの中高層部の用途についてはこれまで未定となっており、事業協力者のプロポーザル次第となります。
このタイミングで準備組合を設立し、事業協力者を決定しなければ、来年の都市計画決定には間に合いません。ポストコロナに突入し、神戸空港の国際化へ推進するにあたり、三宮の玄関口の整備とバスターミナルの完全体化をシームレスに図るには、I期ビルの建設着手と同時期に準備の始動が必要です。
事業協力者ですが、5丁目は三菱地所を代表企業とするコンソーシアムが計画を進めていますが、6丁目を敢えて他コンソーシアムを選定する理由やメリットはあるのでしょうか。事業規模の大きさに対して、プロポーザルから事業者決定までの期間は5ヶ月程と比較的短期です。ツインタワーとするにはデザインの統一も図る事が必須です。
I期ビルよりも駅に近い為、商業機能を拡大する可能性は高いでしょう。基本計画アドバイザー公募の提案時には中高層部に中長期滞在者向けの居住・宿泊機能というプランが示されていました。しかし現在、この街区に住宅機能を設ける事は禁止されており、I期同様にオフィスと宿泊機能を付与するのではないかと予想しています。プロポーザルの内容公表を待ちたいと思います。
雲井通6丁目再開発プロジェクト始動に向けて準備組合設立 事業協力者の決定を行う公募・選定プロセスも月内開始
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先日、三宮を歩いていると外国人観光客の方に何度か道や店を訪ねられたのですがどうやら
「スマホで調べきれない」もしくは「雑誌に書かれているような有名箇所しか案内されないので好きな所、適当な所に遊べない」
など動きにくいらしいです。
個人的にこれは大丸や阪急の百貨店のような外国語を話せて丁寧に案内できるインフォメーションような高度な街専用のインフォメーションセンターを設けてみるのも良いのではないかと思いました。
神戸空港の国際化や今後施設の立て替えなど観光面や富岳などの技術面で発展予定ではありますが、その丁寧な案内やすぐに適切で詳細な情報を知りたいという部分はスマホで賄えきれない部分もあると思います。
もちろん両立が可能であれば理想で神戸の観光の評価も上がるのではないでしょうか。
長文失礼しました。
1枚目の写真に写り込むような電線の
地中埋設化もこの再開発を機に進めて、
都心に似つかわしくない雑然とした街の風景を、
一変させてもらいたいです。
商業・オフィス・宿泊施設の融合による大規模な
複合施設は他の大都市でも成功事例があるので、
そこに神戸独自の魅力要素の拠点や、
(ファッション・グルメ・海外文化交流など)
メディア出張所の入居を促し、
エリア全体の発信力を高めて欲しいですね。
東急REIの入るビルはかなり老朽化してますし二期として取り込む方がいいですよね
そうすれば二期のビルは大通りに間口を設ける事もできるしペデストリアンデッキともスムーズに接続できますし
でも3期なんですね