残りの工期が約2.5年に縮小している神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業。アシックスやシスメックス等の一流企業本社が入るオフィス、インフィニティプールやバンケット、レストランやフィットネスを備えた高級ブティックホテル、新神戸文化ホール、市立図書館、西日本最大級のバスターミナルをてんこ盛りに詰め込んだ三宮東地区活性化の起爆剤が27年冬に完成します。
後発工事となった敷地南側の旧中央区役所跡地の部分についても鉄骨の組み立てが進行しています。
この建物が完成すると、日中平均約17,000人が建物内に留まると想定されています。ウォーターフロントの起爆剤であるジーライオンアリーナ神戸の収容人数が最大1万人である事から、この建物がもたらすエリアへのインパクトがいかに大きいかを示す数字です。
先週まで工事は一時中断を余儀なくされました。稼働しているクローラークレーンのジブ先端が隣接する雲井通6丁目のサンシティの外壁に接触してしまった為です。
10階の外壁が補修されました。応急復旧処置の為、色は合っていません。再発防止策が示された為、4日間の工事停止後、再開に辺りました。中断が長引かず良かったと思います。もし人的被害の出るような事故であれば、工期にも影響が出かねませんでした。
サンシティの建物としては、早ければ3〜4年後には解体される可能性が高く、壁の状態は現状復旧するまでの必要はないかもしれません。いずれにせよ今後は安全に万全を期して工事を継続して欲しいと思います。
先行する敷地北側の躯体構築工事は順調のようです。地上部の状態はあまり大きな変化は見受けられません。
しかし内部では既に地下1階の床が完成しています。地下2、3階も同様ではないかと思われます。地上1階の床の出現もそう遠くはないでしょう。そしてタワークレーンが登場します。
この規模ですから、投入されるタワークレーンの数は最低でも4機。多ければ6機も考えられるかもしれません。タイミングとしては秋位になるでしょうか。地上躯体の工事開始がとても楽しみです。
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 接触事故を経て工事再開
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