ホテル棟を含む全10編でレポートする神戸須磨シーワールド開業特集は今回が最後となります。水族館棟のアクアライブに関する後編です。
3階からアクセスするアクアライブにて3-1階へとツアー順序を進んでいくと到達するハイライトとなるのがTropical Lifeの外洋として登場する大水槽。館内で最大である670トンの規模です。
水槽は天井に向かって手前にオーバーハングしているので、水槽間近では魚が泳ぐ姿を見上げる事でき、迫力があります。特にこの大水槽には外洋の大型魚が多くいるので、これらが悠々と泳ぐ姿は見応え十分です。
特にサメ類やエイ、ターポン等、肉食魚の姿は見ていて全く飽きがきません。この大水槽はやはり最も人気も高く、ホールも大きいので滞在時間は長期化する傾向にあります。
旧須磨水族園にいた生き物の9割はこのアクアライブで再び展示されています。殆どのサメも須磨水族園組かと思われます。写真はツマグロ。背ビレや尾ビレの先が黒いのが特徴です。
ツマグロよりも大きなヤブジカもしくはメジロザメ。
水槽内で最も大きなサメはシロワニ。見た目は獰猛そうに見えますが、実は大人しいサメです。以前はもっと沢山のシロワニがいました。
非常に尾の長いトラフザメ。
館内1階の東側は須磨コレクションとなっており、無料開放ゾーンです。東側に専用エントランスが設けられています。
有料ゾーンからは一度退出してしまうと、再入場ができない為、無料ゾーンを楽しみたい場合は、全て有料エリアを観覧してからの再訪が必要です。
1階から専用エスカレーターを通じて再び3階に戻ってくると、Rocky Lifeに足を踏み入れる事になります。ここは主に海で生きる哺乳類や爬虫類のゾーンです。
愛らしいゴマフアザラシが何度も水槽間際にで泳いできてくれます。
アシカは非常に速いスピードで泳ぎ回っており、とても迫力があります。
大きなウミガメも見応えのある展示です。見上げると、水の中の反対側にも水槽を覗き込む人々の姿が。
3階から4階へアクセスするエスカレーターのエリアにはタッチプールが常設されており、エイやサメと触れ合う事が可能で、子供達に大人気です。
4階はオープンテラス階になっています。
3階で水槽窓越しに見ていたアザラシやアシカをプールの上から覗く事ができるようになっています。泳いでいない際にはこちらに上がっている事になります。
アシカの母親が赤ちゃんアシカにお乳をあげていました。
ペンギンプールも人だかりができていました。
窓からはプールの中を涼しげに自由に泳ぎ回るペンギン達を観察します。
丘に上がっているペンギン。岩の中に寝床があるようです。
ペンギンエリアは意外に大きく、地上から屋上が緑化されているように見えたのはこのペンギンエリアの木々でした。
広々とした屋上広場はとても開放感の高いテラスです。
南側には瀬戸内海や淡路島、明石海峡大橋を望みます。天気に恵まれれば眺望は最高でしょう。
神戸須磨シーワールドは紛れもなく神戸市内最大級の集客力を有するレジャー施設となりました。年間200-300万の来場者を集められると、TDRやUSJは別格として、全国トップレベルの規模を誇る集客施設となるでしょう。100万人前後だった旧すますいからリニューアルによって大幅増です。広域圏からの集客にも貢献し、神戸観光活性化を促進する起爆剤として機能を発揮していくでしょう。