旧居留地

神戸真珠会館・神戸パールミュージアムがいよいよ解体へ 新会館へ建て替え?跡地開発の行方は


今年3月末に閉館した神戸真珠会館・パールミュージアム。老朽化によって70年の歴史にその幕を下ろしましたが、閉鎖後の予定は未定とされていました。



しかしながら、やはり解体が決定したようで、建物の周囲に仮囲いが設置され、建物全体を覆う足場の組み立ても開始されました。



一旦は、2014年に新会館への建て替えが計画されつつも、頓挫を余儀なくされました。解体についても論争を引き起こす形になりました。



解体後の跡地利用をどうするのかが今後の焦点となりますが、隣接するビルへと仮移転した日本真珠輸出組合が戻る場所を確保しなければなりません。

神戸は現在に至っても、北野町の通称「パールストリート」に約220社の真珠関連業者が集まっており、世界で流通する真珠の70%の選別加工を行う事で、世界有数の真珠の加工・集積地です。



これまでの建物は低層4階建でした。組合事務所、新パールミュージアムに加えて、家賃収入を得る為により高層化し、オフィスビルやホテルとしての機能を加える事で、より強固なビル経営基盤を構築する事が可能です。



しかしながら解体後にはやはり一定期間においては、暫定利用の駐車場化に一旦落ち着くのではないかと思われます。跡地開発に向けた続報を待ちたいと思います。

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