旧居留地91番

神戸旧居留地91番地新築工事 「神戸旧居留地91番館」今後もオフィス需要の三宮一極集中の流れは勢いを増すか



神戸銀行協会ビル跡地に神戸土地建物が新たに建設しているオフィスビル「神戸旧居留地91番館」。竣工に向かってまっしぐらの最中です。



大部分の外観がお披露目となり、旧居留地に相応しい新たなモダンクラシックな建築の名作が誕生しつつあります。



基壇部と高層部のデザインを全く変えた事がこの美しい建物の特徴を強く引き立てています。さすがデザインに定評のある安井建築設計事務所の手掛けた作品です。



アシックスの関西オフィスが2フロアを占有する予定ですが、それ以外のフロアのテナント入居予定はどの程度、固まってきたのでしょう。

昨秋の神戸都心部のオフィスビル空室率は、CBREによると2.2%と低い値で推移しているようです。他地域から三宮への移転需要が高いようです。



都心の再開発が活発化しており、このビルを含み新築オフィスビルの誕生が相次いでいる他、今春はジーライオンアリーナ神戸や神戸空港の国際化等、都心周辺で大きな動きが目白押しであり、三宮の企業活動も大きく触発されているものと推測できます。



これによるオフィス需要の高まりが顕著になっているのでしょう。今後、27〜29年に掛けて、大型ビルの竣工が相次ぎますが、低い空室率を背景に、それ以外の都心エリアにおける新たなオフィスビルプロジェクトも更に浮上してくる事が予想されます。老朽化したビルの建て替えや集約による開発が進む事が期待されます。市内に分散されてきた業務地区は三宮に集積される流れは今後も続き、新たなビル計画を生み出す事になるでしょう。

関連記事
旧居留地91番

(仮称)神戸旧居留地 91 番地プロジェクト 既存ビルの解体が完了間近 神戸のオフィス空室率は京阪神で最低水準に低下

2023年5月24日
こべるん ~変化していく神戸~
神戸銀行協会ビル跡地に神戸土地建物が計画している新築オフィスプロジェクト。年明けより南北に連なる既存ビル2棟の解体工事が進められてき …

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です