既存建物の解体工事が完了し、7月上旬より新築建物の建設に本格着工したオフィスビルプロジェクトの神戸旧居留地91番地新築工事。
前回の着工直後の取材時には三点式パイルドライバとセメントミルクプラントが投入されてセメントソイル工法の山留壁の構築が開始されていました。
現在は、前回とは異なる新たな三点式パイルドライバが組み立てられ、工事は次工程に移行しました。
開始されたのは杭工事です。暫くは杭工事が進行します。
通常は三点式パイルドライバと対になってクローラークレーンも投入される筈ですが、取材時には仮囲いの外からはその姿を認めません。
この現場では恐らく既製杭を使用するものと思われます。このビルの基準階面積は2-4階が約170坪、5-11階が約131坪です。
施工を担うのはスーパーゼネコンの鹿島建設です。神戸の都心でもオフィスビルの建設が相次いで進行していますが、東京、大阪、名古屋は供給が需要を上回るペースで新築オフィスビルが増えており、空室率も需給バランスの目安である5%を上回っています。
神戸の空室率も4-5%程のようですが、昨年2月に竣工した関電不動産神戸三宮ビル・The Peak Sannomiyaもオフィスフロアの空室消化が進んでいるようです。今後の焦点は11月に竣工予定の大和神戸ビルの動向でしょう。この神戸旧居留地91番地の竣工は25年4月とまだ先の話なので、建設中のビルはそれぞれ完成後に一定期間のインターバルがあり、竣工直後の競合は避けられています。
神戸旧居留地91番地新築工事 杭工事がスタート
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