旧居留地91番

(仮称)神戸旧居留地 91 番地プロジェクト 既存ビルの地上躯体解体が完了 いよいよ来月初に着工 テナント誘致のPRも開始



来月1日より新築ビルの着工を予定している(仮称)神戸旧居留地91番地プロジェクト。神戸土地建物が、地上11階建てのオフィスビルを計画しています。



この場所に立っていた神戸銀行協会ビルの地上躯体は姿を消し、一時的にではありますが、周囲の建物がよく見えるようになりました。周囲は比較的高い建物に囲まれている高度利用地区です。



神戸土地建物はこの新築オフィスビルについてテナント誘致のPR用にウェブパンフレットを公開しました。

http://www.kobe-tt.co.jp/pdf/kobe91_pamphlet.pdf



2-5階のオフィスフロアの基準階面積は641平方メートル、セットバックしてコーナーが丸みを帯びた6-11階は435平方メートルとなっています。

安井建築設計事務所の優れた設計デザインがキラリと光ります。神戸でも同設計事務所の手掛けるプロジェクトが増えています。



神戸銀行協会ビルの瓦礫が残っています。新しい建物の低層部の外装はタイル張りにする事で、解体されたビルのエッセンスを採り入れ、旧ビルのデザインを継承するとしています。



1階の店舗にはどのようなテナントが入ってくれるのでしょうか。江戸町筋は高度利用が非常に進み、オフィスやホテル等が立ち並んでいますが、店舗は少なく、特に週末は人通りがあまりありません。



イメージではカフェ等の開店を想定しているようです。南側で計画中のWDB三宮ビルは三共生興スカイビル跡地に建設されていますが、旧ビルには人気カフェやブティック、コンビニ等が営業していた江戸町筋では貴重な存在でした。再び人気カフェの復活を期待したいです。



神戸土地建物が保有するビルは新しいものでも1990年代前半に完成した物件が多く、よってこの神戸旧居留地91番地プロジェクトは同社にとっての最新のビルとなります。



そろそろ建隆マネジメントや安田不動産等、神戸に拠点を置く他デベロッパーにも活躍して貰い、業務・商業開発プロジェクトを増やして欲しい次第です。

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