兵庫

神戸市総合児童センター(こべっこらんど)移転整備工事 外観完成で竣工が近づく



前回1月下旬の取材から5ヶ月が経過していた和田岬エリアの中部処理場(下水処理場)跡地で建設中の神戸市総合児童センター・通称こべっこランド。工事は7月末までの予定でいよいよ竣工の兆しが見えてきました。当初の予定からは半年以上の遅れが生じています。

プロジェクト概要

神戸市総合児童センター移転整備工事



所在地 神戸市兵庫区上庄通1丁目1番
事業者 神戸市こども家庭局
敷地面積 9851.76㎡
建築面積 4165.89㎡
延床面積 10391.92㎡
規模 地上4階
構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造
用途 福祉施設(児童厚生施設、児童相談所ほか)
設計 神戸市建築住宅局
施工 青木あすなろ・矢野特定建設工事共同企業体
竣工予定 2022年7月末





建物を覆っていた大部分の足場は撤去されており、外観は完成しているようです。



新神戸市総合児童センターの前で建設が進められているのは、三角形のデッキに囲まれた屋外広場です。



完成予想イメージでは、噴水設備のある親水広場の様子が描かれています。メリケンパークの噴水広場も夏場は常に子供に大人気ですが、この場所も同様になるものと思われます。



最終的にどのように仕上げられてくるのでしょうか。



外構工事がダイナミックに行われています。ハーバーランドの現在のこべっこランドもコロナの収束に伴って賑わいを取り戻しつつあります。



隣接して同時に建設されているこうべ家庭センターも完成が近づきつつあります。



既存の施設と比べると、新施設の規模の大きさを感じます。立地についてはこれまでの利便性からは劣りますが、施設内容の充実が図られるでしょう。



子育て支援の拠点として、これらの施設が果たすべき役割は重要です。人口減少対策の一環としてもどういった貢献が可能でしょうか。隣接する明石市への人口流出も歯止めが掛かっていません。リノベーション神戸や様々な施策が開始されていますが、未だこれらが十分に機能していない事を物語っています。



2つの施設は構造的に接続し、行き来が可能です。



明石市はベッドタウン・住宅都市として突き抜けようとする強みが奏功しているのではないかと思います。神戸を大阪のベッドタウンにはしないという意気込みは理解はできますが、「住」への需要を取り込みつつ、企業誘致による経済を強化して都市力を高める方が確実で急速な効果を得られると思います。既に横浜という成功例がある訳ですから、流れには抗わずに乗じて上手く利用して乗りこなすのが都市経営のセンスだと思います。
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