スポンサーリンク
前身である「北野工房のまち」から引き継がれた北野小学校校舎跡を、今まさに旬の「食」をテーマとした新たな観光拠点施設としてジーライオングループが生まれ変わらせたのが神戸北野ノスタです。
11月8日には久元市長も出席したオープンセレモニーが執り行われ、華々しくオープンを迎えました。その最初の週末は天気にも恵まれ、多くの人が施設を訪れて、トアロードに面して設けられたオープンテラスも賑わっていました。
北野小学校時代から引き継ぐエントランスを美装化し、デザイン性を高めています。
エントランスホールの様子です。北野工房のまちでは小学校の構造や風合いが色濃く残っていましたが、今回の施設は内装を大きく変えています。
アーチ型の梁がある廊下天井等、近代建築のエッセンスを活かしながら、間接照明とシンボリックな球体型の吊り照明によって館内は柔らかい光に包まれています。
二箇所あるメインのエントランスホールはデザインを共通とし、間接照明を仕込んだ折り上げ天井が縦に並ぶ設計としています。
北野小学校の校舎を引き継いできた歴史を紹介する案内です。
館内1階のフロアマップです。
世界的なパティシエである辻口博啓氏が運営するショコラトリー「ル ショコラ ドゥ アッシュ」が東京・銀座に続き、関西に初出店。
ノスタの限定品である兵庫の素材を使った「淡路島の藻塩キャラメル」「丹波黒ごまプラリネ」も販売されています。
灘五郷SAKE VILLAGEは、神戸を代表する観光スポットでもある灘の酒蔵エリアである灘五郷を紹介し、日本酒を販売する店舗。
温かみのある木製棚に並ぶ数々の日本酒。テイスティングもさせて貰えるようです。
マリアージュ・ドゥ・ファリーヌはパン消費日本一の神戸にも初出店。パンの世界大会3位の中西智彦氏が手掛けるベーカリーです。
「毎日食べても飽きないパン」を目指しており、厳選した小麦と神戸の食材を使って、様々なメニューを提供しています。
神戸北野焙煎所は拘りのコーヒーを提供。それもその筈。焙煎日本一(JCRC2023優勝)を獲得した国内トップの焙煎士とバリスタが運営する「心斎橋焙煎所」の姉妹店なのです。
カフェやベーカリーで購入したドリンクやフードはテラス席でも楽しむ事ができます。先週末は気温が高く、絶好のテラス日和で、非常に気持ちの良い空間でした。
そして1階では最も大きなフロア面積を占めるのがノスタカフェ。
大きなカウンターを中央に配置し、ドリンクや軽食を提供しています。
カウンターの前にはテーブル席が並びます。
床はフローリング仕上げとなっており、温かい雰囲気に包まれています。
2階へのアクセスは北側の階段のみの利用となっています。南側からもトアロードに出る事ができます。
階段周りの床は美装化されていますが、かつての小学校の面影が色濃く残っています。
窓の形状やステンドグラスにも時代を感じさせ、ノスタの語源となったノスタルジーを随所に伝えています。
2階はフロア全体がレストラン・バーのKitano Grill&Bar。
156席の座席を備え、個室や小宴会場もある他、ワインセラーやバーラウンジもあり、23時まで営業する大人向けの施設です。
施設西側の観光バス駐車場や広々とした一般車駐車場も健在です。バスからは多くの訪日客が降車し、施設に吸い込まれていきました。典型的ではない日本の古き良き建築と食を楽しんでくれると良いですね。
なんとここにも「BE KOBE」が完成していました。バスで訪れる観光客向けのコンビニ感覚で写真が撮れるクイックBE KOBEです。
トアロードとは言え、かなり坂を上がって来なければならない点、北野の中心エリアからは離れている点等、ロケーション的な条件にはマイナスがありますが、北野小学校から醸し出される独自の雰囲気が魅力を生んでいる施設です。北野観光ルートの最終地点として立ち寄るモデルコースを旅行ガイドに掲載し、観光客を中心に集客を重ねると共に、リピーターも増やして行きたいところです。後日、また家族と訪れるたいと思います。
スポンサーリンク
スポンサーリンク