雲井通5・6丁目再開発

神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業 遂に躯体工事に着手!公益施設の内装他整備事業者の公募も開始



現在、三宮で進行中の大規模再開発工事の急先鋒である雲井通5丁目プロジェクト。地下3階という大深度における躯体構築を開始する為、長らく約1ヘクタールの敷地全体の掘削と山留補強を進めてきましたが、いよいよ次工程に移り始めました。



中央に設けられた巨大な乗り入れ構台。架橋と言ってよい程の規模や高さがありますが、この上にクローラークレーンが登場。掘削が開始されて以来、暫くクレーンの出番はなかったので、久々の投入であり、これが次工程の展開を物語っています。



次工程のメインはやはりこれまでも工事が先行してきたサンパル跡地の敷地北側エリア。



地下で遂に配筋が開始されました!ようやくビル本体の躯体の構築が始まった事を意味しています。



南側はまだ掘削が継続されています。乗り入れ構台の設置もまだのようです。



神戸市は同市が保有・管理する再開発ビルの4-10階の公共施設である1,800席以上となる神戸文化ホール、区民ホール機能を有した多目的スペース、三宮図書館等の内装等整備事業者の公募を公告しました。

入札額上限は164億円。工事の期間はビルの躯体工事に合わせて進められる予定で、内装工事に入れるタイミングは26年9月〜27年10月を想定。事業者の決定は12月中旬を予定しています。



ようやく基礎の構築が開始されましたが、4階以上の躯体が立ち上がり始めるまでにはまだ約1年の工期を要する事になります。タワークレーンの投入にはまだ半年以上の期間を要するでしょう。ただ今年7月に実施されたミント神戸の1階等に位置する三宮バスターミナルと雲井通5丁目に整備する新バスターミナルのコンセッションは入札不調により、中止されました。再公募を予定していますが、不調だった理由をしっかりと検証する必要があります。II期の雲井通6丁目北地区の開発がまだ都市計画決定に至っておらず、ミントと雲井通5のターミナルが離れており、一体運営までには時間を要する事がネックなのかもしれません。ひとまずは国が保有する雲井通5のターミナルのコンセッションを優先すべきかと思います。

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